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2015年2月26日 (木)

JVAのゴールドプランに対する私見(その1)

(昨年夏に開催された、日本バレーボール学会主催・2014バレーボールミーティング「一貫指導から求めるジュニア〜ユース世代の育成」の中で展開された、基調講演に対して感じた個人メモより)







 JVAにおける「一貫指導」が、紆余曲折があった(らしい)にせよ、結局「発掘育成」という言葉にすり替わってしまったところからわかるとおり、実質的には、早い段階から資質のある人材を「囲い込み」、1つの場所に集めて特定の指導者が継続的に指導していく、もしくは、指導者が替わるとしても、同じやり方(ポジション等)を押しつけて育成し、最終的に10年後の全日本を託せる人材にしよう、というだけのプランに過ぎない。





 そうした強化策は、明文化されていなくても、ほぼ同じような方向性でこれまでも行われてきたはずで、現実には、その数少ない有望な人材が途中で燃え尽きたり、怪我でプレーを続けることができなくなったりして、プラン自体が挫折するという歴史を繰り返してきたからこそ、今の日本のバレー界の惨状があるのだ。





 そもそも、同じ指導者が継続的に「10年後を見据えて」指導・育成をするとは言っても、過去の世界トップ・レベルのバレーの歴史を振り返れば、10年も経てば戦術はガラッと変わってしまう。つまり、そうした戦術を達成するために必要な技術など、あたりまえのように変わってきているわけだが、今の日本の指導者の現状のように、外部からの意見に耳を貸そうとしない体質から鑑みるに、特定の指導者が、日々変化していくトップ・レベルの戦術変遷に逐一対応して、自身の指導を変えていくことなどあり得ない。





 そうした強化策が「閉鎖空間で」行われているがゆえに、そこから漏れた人間は疎外感を感じ、将来の全日本スター選手に対して愛着を持てない結果に繋がる。一方、育成された選手自身も、現状の指導体制の下では残念ながら「バレーボールそのものを好きになる」ことはできず、そういう選手には魅力を感じられないがゆえに、バレー・ファンは全日本から離れて行ってしまった。





 現在、日本でバレーボール人気がないマイナー・スポーツとなっているのは、これが大きな要因である。名もなき底辺カテゴリのプレーヤーであっても、プレー経験のない観戦ファンであっても、「自分は日本のバレーボールを支える一員なんだ」と思える環境を作らない限り、バレー人気が一過性のブームではなく、きちんと根づくことなど永久にあり得ないのだ。



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2015年2月21日 (土)

『バレーペディア』復刊リクエストをお願いします!!

初版に続き、改訂版 Ver1.2も同じ状況に陥りました。。。

改訂版発刊が決定した際の出版社側の予定発行部数から鑑みて、このように中古品にプレミア価格がつく状況が早晩訪れるのは、十二分に想定されたことでした。

そうなる前に、何らかの打開策を打たねばならないという編集者有志の思いから、以前ご紹介した『バレーペディア編集室』という公式Facebookページを立ち上げることとなり、他方、読者の方からも『バレーペディア』をオンライン化するという試みが提案され、今のところご好評頂いているようです^^

ですが、下記のような意見があるのも事実です。

スマホが普及し、いつでもオンラインで見られて、かつ、常にアップデートされるというメリットは大きいとは言え、やはり紙媒体として持っておきたいという気持ちは痛いほどわかります。

毎年春に入ってくる新入部員全員に、1冊ずつ購入させておきたいという指導者の方も、恐らく全国にいらっしゃるはずです(事実、初版出版以降毎年、入手に苦労しているという方を何人か、存じ上げています)。

1人でも多くのバレーファン・指導者・プレーヤー、ならびにバレーメディアに携わる人間含めたバレー関係者全員の手に『バレーペディア』が届くよう、復刊リクエストに皆さん、御協力をお願いします m(_ _)m

この記事を書いている現時点で、有り難いことに33票の得票を、既に頂いています。100票集まれば、復刊実現のための具体的な活動が始まるとのことです、よろしくお願いします!!

 

p.s.: 昨年発売した『バレーペディア』完全準拠のバレー指導DVD、「『テンポ』を理解すれば、誰でも簡単に実践できる!! 世界標準のバレーボール」が、発売元のジャパンライムのサイトだけでなく、Amazonならびに楽天からも、注文可能となりました♪ この機会を是非、お見逃しなく^^

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