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2010年2月12日 (金)

中学校の体育館でVの試合を見る感動(富士通 - つくば)(その2)

富士通のセッターは、少なくともこの試合を見る限りは、ネットから離れた位置から速攻へセットすることはなく、従って、ゲスでもいいから速攻は捨てて、両サイドの攻撃にマークを絞って欲しいなと思いながら、第1セットは観戦していた。この日のワンワンのセットとアタッカー陣の調子なら、ブロックでワンタッチ(rebound)さえ取れれば、トランジションで得点する可能性は高いと思えた(実際、この日のSunGAIAのアタック決定率は、何と60%を超えていた!)からだ。しかし、SunGAIAのセンター陣2人はこれまでの試合同様コミットに終始し、富士通のキャプテンでオポジットに配された選手の攻撃に対して1枚ブロックにされてしまっていた。高さはないように思えたが、1枚ブロックでは思うように止まらず、ディグとの連携も図っていたものの思うように拾い切れずに、結局、アタック決定率の高さの割に流れを掴みきれないままジュースへと突入し、26-24で何とかものにした第1セットだった。

同じような展開が第2セットに入っても続いたが、流れが来たかな? と思えたのが確か14-13でSunGAIAリードの場面。弾かれたボールをファインディグで繋いで、上場君が必死に相手コートへ返したボールが、トランジションで富士通のセッターがまるでJT女子の正セッターの如く、早いテンポでレフト平行へと託した瞬間、恐れていたとおりにやっぱりSunGAIAのブロック陣が1枚にされて、「あぁ、また流れを掴み損ねた・・・」と思った瞬間、ワンワンがものの見事に1枚でシャットしてくれていた! それで流れを掴んだSunGAIAは、上場君と加藤のバックアタックが炸裂し始め、富士通はセッターを交代させる・・・気づけば(いつからそうなっていたか? 不覚にも確認し損ねたが)センターの菊池君とワンワンがブロックチェンジして、ワンワンがセンターブロックを務めていた・・・な、なるほど、組織化できない分、そういう工夫で対策を立てようという戦術を採ったわけね・・・セット中盤で奪った流れを、終盤にワンワンのサインミスなどで危うく失いかけたものの(誰か、ベンチの人間がタイムアウト取ろうよ!)、何とかそのまま渡さずに25-22で、SunGAIAが2セットを連取。

第3セット、富士通のセッターはコートへ戻ってきたが、セット回しは特に変わらず。一方のワンワンは、富士通のブロック陣が、SunGAIAの好調なウイングスパイカー陣に対応すべく、速攻のマークを外したのを見逃さずに、セット序盤にそれまで封印していたツーアタックも含めて速攻を多用。案の定、ノーマークで決まって、一気に試合自体の流れを掴む。加藤のスパイクもどんどん全盛期のそれに近づいていき、遂にセット終盤には、実に久しぶりに「空中に浮いている」彼のパイプ攻撃が見られた! セットカウント3-0のストレートで、SunGAIAは入れ替え戦出場に向けてのライバルとなりえる富士通を無事一蹴した。


それにしても、加藤がこれだけ気持ちよさそうにスパイクを打つ姿を見たのは、本当に久しぶり・・・第3セットのパイプ攻撃が象徴的だったが、それ以外の前衛でのスパイクもほとんどがブロックの上を抜けて、相手コートに突き刺さっていた。それをこんな、中学校の体育館で臨場感たっぷりに見られるなんて! チケット代が安すぎると思えた(移動等の別の出費がかさんでいるが(爆))1日だった。

和井田も、レセプションもそんなに悪くないし、ワンワンのセットだと彼も高さが増している感じがするし、本気でV・プレミア昇格狙ってるなら、今年で辞めるなんて言わずに、ワンワンともう1シーズン、是非プレミアで力を試してみたらいいのにねぇ・・・もったいない。まっ、彼のことだから、宣言すぐ撤回しそうだけどね(笑)

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コメント

ホントに加藤は楽しそうにしてました。声もよく出てたし!

だけど。。。。加藤が倒れた時に和井田が手を差し伸べたにもかかわらず加藤が手を出さずに自ら立ち上がったのをみて。。。選手間でうまくいってないのかな・・とも思ったり・・・・

都澤代表のサインいただきました!

投稿: | 2010年2月12日 (金) 10時54分

自分は昨期からチャレンジの試合を観ていますが、富士通の正セッターは非常に優れたセッターだと思います。
自分がブロッカーの気持ちで彼のトスを見ていると何度も振られると思いますよ(汗)

そのほか大同特殊鋼のセッター 淡田選手もキャラクターが立っていて見物です♪

投稿: Y.Johnny | 2010年2月12日 (金) 22時30分

>Y.Johnnyさん

初めまして、コメントありがとうございます。

私はチャレンジ観戦初心者で、失礼な目線での発言がこれからもあるかもしれません、スミマセン。

確かに、富士通の北沢選手、有名な選手のようですね。実際、彼のトス回しでつくばのブロッカー陣はフラレまくっていたわけですよ。富士通に限らず感じたことですが、見に行く前に思っていたより、一人一人の選手のレベルは、チャレンジとプレミアで、そんなに大きな違いがあるようには感じませんでした。警視庁なんか、それぞれのポジションの選手(特にアタッカー)が、その道を究めた選手といった印象でしたし、他のチームを見ていても、ディグの能力なんかは総じて、かえってプレミアの選手たちより上なんじゃない? と感心して見ていました。

じゃぁ、プレミアとの違いって何? って、一言で言えば「個人技の集まり」と「組織戦術」の違いに集約されるように感じました。北沢選手が竹下選手にダブって見えたのも、そこでしょうね。

プレミアで堺が、けが人続出のピンチをものともせず、いい「組織バレー」を見せてくれていますよね! 内定のセッター・今村選手なんかは、世間的には深津選手の方がチヤホヤされていますけど、彼よりよっぽど「組織戦術」の意識が高いような気がしています。って、いうほど深津選手のプレーも見ていないのに偉そうなこと行ってますが、、、。

是非また、初心者の私に色々チャレンジの選手のこと、教えてくださいね。淡田選手も注目して、見てみます。

投稿: T.w | 2010年2月15日 (月) 12時11分

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