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2010年1月24日 (日)

やっぱりユキって凄かったんやなぁ・・・(NEC - パイオニア)

今週は、GAORAでの中継を連日観戦。パイオニアはご存じの通り(大方の予想通り?)連敗街道から抜け出せていないわけだが、心を落ち着けて戦いぶりを見ることにした。

正直、今シーズンの戦力から考えて、戦術をどうのこうの言う段階でないのはわかっているが、数年前まで毎年優勝争いをしていたチームと一番何が違うのか?・・・レセプションが悪いのは今に始まった話ではない。優勝した第12回Vリーグ(2005/06シーズン)でもレセプション成功率は確か10チーム中9位であったはずで、そこからでも他チームを圧倒する攻撃力が発揮されていたわけで、何が違うのか?・・・そう思って、過去のビデオを振り返ってみた・・・。


・・・うん、なるほど・・・すっ、すごい・・・



当時の(というか、昨シーズンまでの)正セッター・ユキは、アタックライン付近からでも、ライトのリーへ当たり前のように平気な顔でC1攻撃へとセットし、それが相手コートに突き刺さっていた。もちろん、その状況で後衛センターからは、レオがパイプ攻撃への助走に走り込んできていた。


メグ(板橋)も百戦錬磨のセッターで、彼女がいなければ公式戦ほぼ初出場にも近いセンター陣2人(ミホ・アキ)に、あれだけ速攻を打たせるのは不可能だと思う。若いアタッカーの「育成」という意味で、彼女の果たしている役割は計り知れないものがあると感じて、とても嬉しい気持ちになる一方で、レセプションがアタックライン付近に上がった場面では、前衛レフトへのハイセットがほとんどで、たまにパイプ攻撃に上がるとしても苦し紛れであるのを目の当たりにして、ユキの偉大さをイヤと言うほど思い知らされた。素直にやっぱりユキは凄いセッターだったし、そうだからこそ、各アタッカー陣もユキに絶対的信頼を持って、レセプションが乱れていてもファースト・テンポの助走に走り込んでいたのだ。

だからと言って、ユキに長年依存しすぎた面は、πヲタとしても素直に認めて反省しなければならない。彼女は「優勝を目指す上では」欠かせない唯一無二のセッターだったが、若手を「育成する上では」物足りなかったのは間違いない。同じことが他のベテラン陣(レオ・アサコ)にも言えると思う。その意味で、新戦力のメグ(板橋)とイクが果たしてくれている役割を見ていると、今はいくら結果が出なくても、素直に応援したい気持ちで一杯にさせてくれる。

そうだからこそ、若いセンター陣2人(ミホ・アキ)には是非とも頑張ってもらいたいと思う。ユキの凄さを思い知らされた過去のビデオだったが、もう一つ、今のチームと明らかに違う点は、相手からのチャンスボール(free ball)の処理だ。昨日のNEC戦では解説でも言われていたとおり、NECが苦し紛れにパイオニアコートに返しているボールが、パイオニアにとってはチャンスボールに全くなっていなかったのは、誰の目にも明らかだったと思う。強かった頃のパイオニアは、そういうボールを、何気なく前衛のセンター(アサコ・ユウ)が処理して、そして直後に速攻を打っていた・・・。そういう「何気ない」プレーをミホ・アキにも期待したい。

決して見捨てないサポーターがここにいるから、今日も是非とも頑張って欲しい。

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コメント

今期のパイについて書いてくださるのを心待ちにしていたので嬉しかったです。
今日も若手が頑張っていましたね。
数試合しかみていないですけど、センターの2人は1レグより明らかにうまくなっていると思いました。
コヨミもそうです。
あとは、 T.wさんが書いていらしたようにチャンスボールやフェイント(どの相手でもよく決められてしまうんですけど、これも今まではセンター2人が何気なく処理していたんですかね?)をちゃんと拾って欲しいと思いました。

投稿: あき | 2010年1月24日 (日) 22時55分

パイオニア、これからがんばってほしいです!
佐々木選手をオポジット、成田選手をレフトに
したほうがいいように、私は思うのですが・・・。

投稿: マルベリー | 2010年1月25日 (月) 09時39分

>あきさん

初めまして。コメントありがとうございます。

仰るとおり、大阪・尼崎と会場で観戦して、アキ・ミホの成長ぶりには感心させられました!
観戦した2試合では、アキが前衛を狙われたサーブを難なくレセプションしていたシーンも目立ちましたし、何より2人とも後衛でディグでとても頑張っていましたよ。

彼女たちの頑張る姿が、チームを一つにまとめてくれるといいですね。そう期待していますし、期待していいと思わされた2試合でした。

投稿: T.w | 2010年2月 2日 (火) 20時03分

>マルベリーさん

初めまして。

パイオニア、本当にここから頑張ってほしいですね!

ご指摘の提案と同じ意見は、他の掲示板などでも見かけましたが、私は今のままでいいと思います。小手先の打開策より、今シーズンは1シーズン通して、今のオーソドックスな配列で、若手選手たちをのびのび育ててあげたいです。何より、成田選手は、コヨミと2人でツーセッター的な動きをしばしば見せていますし、それも彼女がオポジットに配されているからこその、見せ場だと思います。その分、ここ数年行っていたガッツのセカンドセッターとしての役割は見せられませんが、その分丁寧にオーバーハンドで栗原・佐々木両レフトにセットしていますよ。

投稿: T.w | 2010年2月 2日 (火) 20時09分

お返事ありがとうございます。

そうなんですか・・・JTは、ライトがサーブレシーブを
しないオポジットかと思うのですが、ヨンギョン選手が
レフトなので、ライトがブロックしないと
いけないのですよね、難しいですね・・・。

富永選手、ベテランセッターばかりのチームの中で
すごくかっこいいです!
(板橋選手も、立て直す力があると思います)

リベロの選手は、ものすごく太い太ももで
筋肉をつけるのにがんばっているように感じますが
股関節や太ももの裏、足首をもっとやわらかくしたら
いいのではと感じました、パイオニアはもっともっと強いはずと
私は思いますので、怪我には気をつけてがんばってほしいです!

投稿: マルベリー | 2010年2月 3日 (水) 09時52分

 久しぶりにお邪魔いたします。私もあきさんと同じく、自分が見た試合について、T.Wさんの解説を読ませていただくのは本当に嬉しいことです。

 私はファンの勝手な立場からイメージの中でいろいろいじくってみたくなるんですが、現実の監督はさすがに不用意なことはしませんね。若手の成長を待つというのも相当な辛抱なのでしょうけれども。 たまたま今日の夕方、ローカルニュースで佐藤監督が取材されていたのを見ることが出来ました。かなり苦しい思いをしてきた様子はうかがえましたが、はきはきした受け答えをされており、表情も豊かで、話し方やしぐさからはネガティブな雰囲気を出さないようにふるまう人だなと思ったところです。

 2月5日現在、山形は結構な降雪です。6日はT.WさんはSunGAIAの試合に参戦なさるということは福井ですか。北陸も雪が多そうですからお気をつけて。

投稿: one of No.33 | 2010年2月 5日 (金) 23時12分

>one of No.33さん

こんばんは。
佐藤監督、どんなことをインタビューで答えてらっしゃったんですか? とても気になります。

山形もやはり相当に寒かったようですね。でも、試合内容は決して悪くはなかったようですよね? 結果はなかなかついてきませんけど、でも、今こそファンが辛抱強く信じ続けるべき時と信じています。あと2試合しか観戦できそうにありませんが、精一杯応援してきます!

投稿: T.w | 2010年2月10日 (水) 22時38分

 佐藤監督のコメントは、この状況は私に与えられた試練であり必ず乗り越えていきたい、という主旨でした。練習風景を見ることはできませんが、悲壮感ではなく、立ち向かう意識でチームをリードしてくれているのではないかと、それならば選手達もいつかきっと試練を乗り越えられるだろうと感じたところです。

 私、このコメントを勝手に適用範囲をものすごく拡大しまして、どことは言いませんが似たような状況にある"会社"のリーダーにも聞いてもらいたいと。いや失礼、きっと同じような意識で奮闘しておられるのだろうと今、思いました。

投稿: one of No.33 | 2010年2月13日 (土) 23時49分

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