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2009年3月15日 (日)

プロ意識・・・(パイオニア - トヨタ車体@豊橋)(その1)

強行スケジュールのなか、はるばる豊橋まで駆けつけた。それにしても駅から遠い、、、。

結果はご存じのとおり、パイオニアのフルセット負け、である。細かいことを書くより、こちらの素晴らしい写真の数々をご覧戴ければ、試合の雰囲気はわかって頂けると思う。

『女子バレー三昧』より引用

まさに、死闘だった。
フルセット、最後は23-21で車体の勝利。14-14からずっとパイオニアがマッチポイントを握って、それをしのいでしのいで、ラストは今西選手の豪快なサーブで決めた。
力的にはパイオニアの方が勝っていたが、勝利への執念という点で、車体の方が勝っていたと感じた。


リーグ開幕当初、私はマミをスタメンにするに当たっての注意すべき戦術点として、"Wライト"システムを敷くことが鍵だと何度も書いてきた。リーグ前半での敗戦試合は、マミがバックライトなりフロントライトの位置からセットアップを行うシステムを敷いたことによって生じた、チーム内の混乱が主たる要因であった思う。実際、2レグで負けが込み始めると、マミはコヨミにスタメンを譲るケースが多くなっていった。それでも今ひとつ結果が出ない流れの中で、2レグ終盤には遂に吉田監督は、レオとメグのレフト対角にハニーフをオポジットに配する配列を採るという、逃げの手段を採ってしまったのが岐阜での久光戦となった。

出口が見えない状況の中で、次に待ち受けていたのが、パイオニア本社によるチーム廃部の検討という重大危機だった。バレーに集中できない辛い苦しい日々の中で、選手達は良い意味での開き直りを見せてくれた。レセプションで狙われてミスをしたり、ラリー中のセットアップでミスをしたりといった、リーグ前半なら直後のプレーまで引きずっていたミスの後でも、マミは決して下を向かなくなった。"Wライト"システムを徹底する訳ではないけれども、相手のフォーメーションに合わせて随時ブロッカーのシフトを変えたり、ラリー中のセットアップもマミが上げたり、バックレフトを守るガッツやユウが上げてみたりと、コート内の状況を選手達が瞬時に判断して戦術を切り替えるという、フレキシブルなプレーが見られるようになっていった。その結果が3レグに入って上位チームとの対戦が続く中での4勝1敗という、見事な巻き返しだった。

ファンも黙っていなかった。僅か10日ほどの間に、チーム存続を願う署名が約5,000人も集まったとのこと。廃部が噂される中で行われた地元天童でのホームゲーム2連戦が、連日満員になったということも、東北パイオニアが来期のチーム存続を決めた大きな要因になったことがマスコミを通じても報じられた。一人一人のファンの力が大きく働いて勝ち得た「チーム存続」だった、と言っても過言ではないと思う。

http://yamagata-np.jp/news/200902/25/kj_2009022500454.php


折しも気づけば、リーグ前半戦に首位を独走しかけていたところをパイオニアに連勝街道をストップされたデンソーが、泥沼の4連敗を喫して完全失速して、消えたと思えたパイオニアの4強入りの希望の光が見え始めていた。ファンも当然、ますます応援に力が入り始める。今回のパイオニア本社によるチーム廃部の検討は、ファンの意識を間違いなく変え始めたはずだ。私もその一人・・・自他共に認めるπヲタであるのにcarrozzeriaも持っていないし、プラズマテレビもビデオも持っているのは他社製だった私は、今までの行動を反省し、早速carrozzeriaの購入を検討し始めた。「企業スポーツ」という形では限界をとっくに迎えている今の日本のスポーツ界にあって、目指すべきは地域密着に基づいたクラブチーム化・・・この辺りは『千酔亭日乗』にこれまでも何度となく書かれているとおり。


『強行突破SPORA別館』より引用


西尾さんのメールでは『ファンクラブとはチームから何かをしてもらいたい人が集まるところ』という認識を持っている印象を受けました。

・・・(中略)・・・

でもね、千酔亭氏にしても自分にしても、『チームに何か貢献できないか』という考え方で武富士バンブーを応援しています。


微力でも自分が「チーム存続のために何か貢献できないか」という考え方でファンの力が結集した結果が、短期間で約5,000人も集まった署名活動だったり、天童会場大盛況という結果であったはずだ。選手の写真を撮りたい、握手やサインをしてもらいたい、という感覚で試合を見に行くファンもいるはずだが、「企業スポーツ」が限界を迎えて応援してきたチームがなくならんとする状況を黙って見過ごせずに、それなら自分たちで支えていけないのか? とファンが考え始めた瞬間、それは「ファン」という域を超えて、いわゆるサッカーのJリーグで言うような「サポーター」へと意識が変わっていくのだということを、私は自分の中での意識の変化を通じて理解した。今回の一件を通じて、ファンの意識改革が間違いなく起こり始めていると思うし、絶対に起こらなければいけないのだ。


そういった思いの中、先週バンブー戦での敗戦を知り、いてもたってもいられなくなり、急遽豊橋行きを決めたのだった。リーグ終盤デンソーが失速する中で、4強入りを争う最大のライバルチームとなるトヨタ車体との対戦で、しかも相手チームのホームゲーム・・・さらに年末の皇后杯以来2戦連続での惨敗を喫した相手・・・チケットはもちろん取っているはずもなかったが、むしろこの逆境の中ではアリーナ席ではなく応援団席に座って目一杯応援の声を届けた方がいい、とそう思ったからこその決断だった。

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