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2009年2月 9日 (月)

3レグ突入の前に気分転換・・・

V・プレミア女子も、気づけばもう3レグを残すのみ。パイオニアファンとしては昨シーズン同様に精神的に辛い日々が続いているわけだが、この辺でちょっと一息入れてみたい。


日本のバレー界での大きな謎であり、かつ重大な問題として、バレーを「見る(だけの)ファン」とバレーを「やる(だけの)ファン」の両者に、ファンが大きく2分されていることを、これまでにも何度か指摘してきた。そして現状では、「見る(だけの)ファン」の方が「やる(だけの)ファン」よりもしばしば、戦術を見る目が肥えている点も指摘してきたとおりである(特に「男子バレーファン」にこの傾向が顕著である)。しかし、プレー経験のない「見る(だけの)ファン」にはどうしても超えられない壁があるのも事実である。例えば、、、

『強行突破 SPORA別館』から引用

だけどオーバーパス練習からエビさん(櫻井由香)に目が釘付け。
ちょうど真横からパス練習を見ていたので、オーバーで上げたボールの軌道がよくわかるポジションでした。

オーバーパスが上手な選手は、ボールがきれいな放物線を描きません。
頂点で前方向にボールが進むエネルギーを失って、垂直落下に近づく形でボールが落ちる。


そうそう、まさに仰るとおり! 本質は、これまで何度も説明してきた「高くて早いトス」と同じで、要するに「オーバーハンドパスが上手な選手」は、ボールが描く放物線軌道の頂点を、自分よりもパスを受け取る相手の近くに持っていくのである。頂点に近いところではボールのスピードが最も遅くなるため、パスされた相手は次のプレーを行いやすくなるのだ。この点は、プレー経験がない方には恐らく直感的に理解し難いであろう。プレー経験者でも「下手な選手」はわかっていないのだから(だから、ましてや「高くて早いトス」をプレーヤーが知らない、理解できないのも頷ける)。

私も先日見た堺のホームゲームで、何に目が釘付けになったかって、試合前の練習でのエンダキ選手のオーバーハンドパスの上手さ(!)だった・・・まぁ彼は自国でmiddle blockerらしいので、当然といえば当然。この点でアフリカにも先を越されてしまっている、日本バレー界の哀しさときたら・・・orz。


他には、こんなエントリーも。


『強行突破 SPORA別館』から引用

昨年ロンドンが来たばかりの時に驚いたのですが、同世代の選手と比べてもロンドンのレシーブフォームははるかに合理的だったのです。
「外国人選手は日本でレシーブを覚えて帰っていく」とかって得意気に話す解説者がいるけれど、あれウソです。
日本のプレイスタイルを経験して『繋ぎの重要性』を認識するだけで、レシーブの基礎は日本人の同世代の選手よりもきちんとできています。



話がやや逸れてしまったが、昨今のブログの普及によって、プレー経験のない「見るファン」の戦術を見る目は飛躍的に高まっているとは言え、本来はやはりプレー経験もある「やるファン」こそが、もっともっと世界であれ国内であれ、トップレベルのバレーを見て、戦術を見る目を高めるべきなのだ。もちろん、その障害となっている、プレーヤーがトップレベルのバレーを見なくなる「何らかの理由」こそを打破することが先決ではあるが、その意味でも先ほど引用させてもらった『強行突破 SPORA別館』は、数あるブログの中でも珍しく、プレーヤーの視点で書かれたV・プレミアリーグの観戦記ゆえに大変貴重であり、是非一度ご覧頂きたい。プレー経験のない「見るファン」が、さらに一歩高いレベルに到達するためにも有用であろうし、プレー経験もある「やるファン」を、V・プレミアの会場に足を向かわせるきっかけになるかと期待したい。



『北川祐介 Official BLOG』より引用

今日も授業でしたが、
どのクラスも昨日のVリーグのテレビ放映を見た生徒は一人もいませんでした(゜o゜;)



これもまた、現実である・・・orz。


さらに、日本Vリーグ機構が本気で「ファン重視」をヴィジョンとして掲げるおつもりなら、プレー経験もある「やるファン」が会場に足を運ぶためにも、是非見直していただきたいと思うことがある。これも以前書いたことがあるが、チケット販売について・・・可能な限り「コートサイド席」と「コートエンド席」を分けて販売してもらいたいのだ。ネットやコンビニなどでのチケット入手が当たり前となった昨今、希望の席を指定して買うのがどんどん難しくなっている。私は常に可能な限りエンド側の席を狙っているが、ここ数年ほとんど叶ったためしがない。唯一、今週末出かける予定の「例の」加古川だけが、(私の観戦する会場の中で)唯一「コートエンド席」を指定してチケットが入手できる会場である。「コートサイド席」を希望するファンと「コートエンド席」を希望するファンとの間には、必ず違いが存在するはずで、「テレビ中継と同じ視点」の席、すなわち「コートサイド席」が誰にとっても「いい席」であるはずだ、という感覚は間違っている。というか、要は主催者側が「バレーファン=プレー経験のない、ただのミーハーファン」という見方をしているのか、あるいは主催者自身が「戦術を見る目がない」ことを象徴していると言ってもいいのかもしれない。


てなところで、現実逃避は終了(爆)。
週末は加古川・姫路まで、観戦して参ります。

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コメント

clover
トラックバック&ブログ紹介ありがとうございます。
かなり以前にコメントさせていただいておりますが、以前からホームページも含め全エントリー読ませていただいております。(益子ファンなもので)
時々こっそり引用も…
数式が出てくると太刀打ちできない文系頭ですが、長文耐性は自負しております。

バレー部時代に部活を休んでワールドカップを見に行った事があるのですが、翌日待っていたのは「なんでサボったんだ!」という猛烈なワンマンでした。
こちらも広瀬のレシーブに感化されていたので足が動かなくなっても「オラオラそんなもんか!」「もうバテたのか!」とか言い返したりしていました。
強打打たれている間は走らないで済みますからね。

その後も花輪や中田久美を見たくてを見たくて日本リーグを見に行ったりしてはワンマン。
繰り返しているうちに、チームで「春の選抜を見に東京体育館に行こう」なんてことになりました。
ただ、この日も藤沢商業の選手のサーブを盗もうとかじりついて見ていて、一人で残ると言い張ったら怒られました。

「やるファン」にトップレベルの試合を見てもらう。
という事はブログを書く時に意識していなかったのですが、今後少し意識しながらやってみますね。

今後ともよろしくお願いいたします。

投稿: kaz10000 | 2009年2月10日 (火) 07時17分

>kaz10000さん

>かなり以前にコメントさせていただいておりますが

もちろん、覚えております。こちらこそ、相当に前からこっそり読ませて頂いております。理系ですが、ことバレーに限っては「長文耐性」はこちらもありますんで(笑)。

コメントを頂いている間に、お互いの贔屓チーム同士、共通の問題が露わとなってしまいました。戦術がどうのこうのとか、そんなこと言っていられない状況です。パイオニアなどはファン同士で仲違いしているようなここ1,2年でしたので、その意味でもファンにとっても、色々な意味で、姿勢を問われているのだと思います。その意味でも、私も何か行動しなければ、と思っていますので、こちらこそ今後ともよろしくお願いします。

投稿: T.w | 2009年2月17日 (火) 01時07分

 私の職場にはレッドウィングスとバレーボーラーとしてちょっと縁がある経験者が2名おります。うちひとりは現在も協会費を納めているという20代です(彼はもしかしてここのblogを見てもいるのかどうか?)。
 先月下旬そしてこの度、彼ら(+他の同僚)を地元開催に誘って一緒に観戦することができました。彼らもレッドウィングスのことは気にしていたようですが、なんと観戦に行くのは初めてだったとのこと。なんで今まで行かなかったのかと訊ねても、特に理由は無いみたいです。
 私は「やる人」と一緒に観戦するのは初めてで、試合中にあれこれとシロウト質問を投げかけ続けましたけれど、やさしい後輩はうるさがらずにいろいろ教えてくれたし、試合後も少しの時間でしたが感想戦もできたので、試合結果は別として、とても楽しい観戦でした。マスコミも、どこが勝った負けたとかどの選手が活躍したとかばかりでなく、プレーそのものの面白さを伝えてくれる努力をしてもらいたいもんです。
 後輩の彼は日立佐和の応援団にも好感を持ったようで「負けるのは悔しいけれど、負けたって最後まで応援したいですよね」と言っていました。私は「そうだよね、来年も応援したいよね」と。
 カーステレオでも新調するかな。もちろんカロッツェリアで。

投稿: one of No.33 | 2009年2月23日 (月) 00時47分

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