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2009年2月24日 (火)

今こそファンの本当の真価が問われる時・・・

3レグ開幕2連戦となった、加古川・姫路の試合の模様もアップしていないし、そもそも連載中(?)の「"スピード"ではなく"テンポ"」の(その4)も書きかけの状態で止まっている・・・しかも今週末はバレーボール学会が・・・しかし、今は戦術がどうのこうのよりも、目先の「勝ち」という結果こそが何よりも欲しいというのが、πヲタとしての本音だ。レッドウイングス存続のためなら、どんな協力でも、バックアップでも惜しまず行っていきたいと思っている。

http://www.nikkansports.com/sports/news/p-sp-tp0-20090218-462168.html

姫路でのシーガルズ戦から、勇気あるファンの方々の手によって、チーム存続のための署名活動が始まったようで、私も勿論、署名を行うつもりで会場へ向かったが、会場入りが遅かったためか、残念ながら署名活動を行っている方々には出くわすことなく、時が過ぎてしまった。最終2連戦となる、大阪市中央体育館では、何としても署名したいと思っている。今こそ、πヲタいやパイオニアファンだけでなく、バレーボールを愛するもの全員が、力を結集すべき時だと思う。他チームのファンの方々にも署名して戴いている様子で、パイオニアファンとしては何とも心強い限りだ。


『千酔亭日乗』より引用

2009年という年は、後にスポーツ界における大転換の年として記憶されるのではないか? 希望的観測に過ぎるかも知れませんが、そうなって欲しいと思います。バレーボールにも、危険水域に足を踏み込んでいる親企業がいくつかあります。

・・・(中略)・・・

バレーで同じことが起きない保証はどこにもありません。危機感は足りているでしょうか?



しかし、チームの準公式サイトとも言える山口喜代美さんのサイトの掲示板で、この危機的状況に及んでなお、監督批判と受け取れるコメントが見られるのは、何とも残念というか、ファンとしては恥ずべきことだと思う。

監督批判や采配批判自体を決して否定するつもりはないし、実際私も、吉田敏明監督の戦術に対して批判的な意見も書いている。しかし、批判にも適切な場所とタイミングというものがあるはずだ。チーム存続のため、いや、今や1つのチームの問題でなくバレー界全体、ひいてはスポーツ界全体の問題として、バレーファン・スポーツファンが立ち上がろうとしているこの状況に及んで、しかもチームの準公式と言える掲示板上で監督批判を行うという行為は、ファンの一体感も損なわれる上に、支援を期待できるかもしれない山形や東北の各企業に対して、チームの印象を悪くしかねない。


かつて、東北パイオニアがVリーグへ昇格し、パイオニアレッドウイングスとなった当初、当サイトの掲示板がチームの準公認的存在であったこともあり、チームの負けが込んでくるとファンの不満の声がたくさんコメントとして寄せられ、当時のセリンジャー前監督への采配批判が相次いだこともあった。当時私は社会人として働き始めた直後で、ネットを見る時間的余裕も精神的余裕も全くない状況であり、管理人としては無責任にもそれを野放し状態にしてしまったのだが、当時管理人に代わって、掲示板の秩序を保とうと必死に定期的にコメントをして頂いた常連の方々には、今でも本当に心から感謝している。あの頃も辛い時期であったが、その時期を乗り越えて私は、ただ単に斎藤真由美元選手が移籍したからというだけの一にわかファンから、真のレッドウイングスファンになったと思う。あの頃、忙しいという理由で野放しにして、責任を放棄してしまった分、今回の危機には黙って見過ごすわけにはいかない気持ちで一杯である。


「チーム存続を求める」という名目でありながら、その実「監督交代を要求している」ように受け取れる署名も行われているようで、これについては、同じレッドウイングスファンとして不快感を禁じ得ない。

『強行突破SPORA別館』より引用


武富士バンブーがチーム名は変わっても翌年以降も活動を続けていくためには、できるだけ多くの企業の方に興味を持って会場に足を運んでいただき、実際に試合を見ていただくのが一番のアピールになります。

・・・(中略)・・・

では次回、どのような場面でどのような声援をしたいか書いていきたいと思います。
バンブーを応援してくれる方々を全力でフォローです。


今こそ、本当のレッドウイングスファン、本当のバレーファンの真価が問われる時だと思う。

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2009年2月 9日 (月)

3レグ突入の前に気分転換・・・

V・プレミア女子も、気づけばもう3レグを残すのみ。パイオニアファンとしては昨シーズン同様に精神的に辛い日々が続いているわけだが、この辺でちょっと一息入れてみたい。


日本のバレー界での大きな謎であり、かつ重大な問題として、バレーを「見る(だけの)ファン」とバレーを「やる(だけの)ファン」の両者に、ファンが大きく2分されていることを、これまでにも何度か指摘してきた。そして現状では、「見る(だけの)ファン」の方が「やる(だけの)ファン」よりもしばしば、戦術を見る目が肥えている点も指摘してきたとおりである(特に「男子バレーファン」にこの傾向が顕著である)。しかし、プレー経験のない「見る(だけの)ファン」にはどうしても超えられない壁があるのも事実である。例えば、、、

『強行突破 SPORA別館』から引用

だけどオーバーパス練習からエビさん(櫻井由香)に目が釘付け。
ちょうど真横からパス練習を見ていたので、オーバーで上げたボールの軌道がよくわかるポジションでした。

オーバーパスが上手な選手は、ボールがきれいな放物線を描きません。
頂点で前方向にボールが進むエネルギーを失って、垂直落下に近づく形でボールが落ちる。


そうそう、まさに仰るとおり! 本質は、これまで何度も説明してきた「高くて早いトス」と同じで、要するに「オーバーハンドパスが上手な選手」は、ボールが描く放物線軌道の頂点を、自分よりもパスを受け取る相手の近くに持っていくのである。頂点に近いところではボールのスピードが最も遅くなるため、パスされた相手は次のプレーを行いやすくなるのだ。この点は、プレー経験がない方には恐らく直感的に理解し難いであろう。プレー経験者でも「下手な選手」はわかっていないのだから(だから、ましてや「高くて早いトス」をプレーヤーが知らない、理解できないのも頷ける)。

私も先日見た堺のホームゲームで、何に目が釘付けになったかって、試合前の練習でのエンダキ選手のオーバーハンドパスの上手さ(!)だった・・・まぁ彼は自国でmiddle blockerらしいので、当然といえば当然。この点でアフリカにも先を越されてしまっている、日本バレー界の哀しさときたら・・・orz。


他には、こんなエントリーも。


『強行突破 SPORA別館』から引用

昨年ロンドンが来たばかりの時に驚いたのですが、同世代の選手と比べてもロンドンのレシーブフォームははるかに合理的だったのです。
「外国人選手は日本でレシーブを覚えて帰っていく」とかって得意気に話す解説者がいるけれど、あれウソです。
日本のプレイスタイルを経験して『繋ぎの重要性』を認識するだけで、レシーブの基礎は日本人の同世代の選手よりもきちんとできています。



話がやや逸れてしまったが、昨今のブログの普及によって、プレー経験のない「見るファン」の戦術を見る目は飛躍的に高まっているとは言え、本来はやはりプレー経験もある「やるファン」こそが、もっともっと世界であれ国内であれ、トップレベルのバレーを見て、戦術を見る目を高めるべきなのだ。もちろん、その障害となっている、プレーヤーがトップレベルのバレーを見なくなる「何らかの理由」こそを打破することが先決ではあるが、その意味でも先ほど引用させてもらった『強行突破 SPORA別館』は、数あるブログの中でも珍しく、プレーヤーの視点で書かれたV・プレミアリーグの観戦記ゆえに大変貴重であり、是非一度ご覧頂きたい。プレー経験のない「見るファン」が、さらに一歩高いレベルに到達するためにも有用であろうし、プレー経験もある「やるファン」を、V・プレミアの会場に足を向かわせるきっかけになるかと期待したい。



『北川祐介 Official BLOG』より引用

今日も授業でしたが、
どのクラスも昨日のVリーグのテレビ放映を見た生徒は一人もいませんでした(゜o゜;)



これもまた、現実である・・・orz。


さらに、日本Vリーグ機構が本気で「ファン重視」をヴィジョンとして掲げるおつもりなら、プレー経験もある「やるファン」が会場に足を運ぶためにも、是非見直していただきたいと思うことがある。これも以前書いたことがあるが、チケット販売について・・・可能な限り「コートサイド席」と「コートエンド席」を分けて販売してもらいたいのだ。ネットやコンビニなどでのチケット入手が当たり前となった昨今、希望の席を指定して買うのがどんどん難しくなっている。私は常に可能な限りエンド側の席を狙っているが、ここ数年ほとんど叶ったためしがない。唯一、今週末出かける予定の「例の」加古川だけが、(私の観戦する会場の中で)唯一「コートエンド席」を指定してチケットが入手できる会場である。「コートサイド席」を希望するファンと「コートエンド席」を希望するファンとの間には、必ず違いが存在するはずで、「テレビ中継と同じ視点」の席、すなわち「コートサイド席」が誰にとっても「いい席」であるはずだ、という感覚は間違っている。というか、要は主催者側が「バレーファン=プレー経験のない、ただのミーハーファン」という見方をしているのか、あるいは主催者自身が「戦術を見る目がない」ことを象徴していると言ってもいいのかもしれない。


てなところで、現実逃避は終了(爆)。
週末は加古川・姫路まで、観戦して参ります。

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2009年2月 7日 (土)

こんなつまらない久光戦は見たことない!(久光製薬 - パイオニア@岐阜)

2年ぶりに岐阜まで車で遠征。開場して席に着いた際に行われていた練習の場にユウがいなくて、ま、まさか怪我?! と心配したが、公式練習前にはいつもどおり姿を現して、やれやれと胸をなで下ろした。

てっきりコヨミがスタメン定着と思っていたのに、公式プロトコルで彼女がスパイク練習をせず、あらら・・・ってことは・・・ひょっとして・・・

ということで、遂にレオが先発スタメン。そうか、そうか、確か先週のシーガルズ戦ではコヨミがスタメンで試合開始早々連続失点を食らったとかで、レオが最後まで代わって出場したらしく、その流れでいくのか・・・。ということは、いよいよ本当に"Wライト"の形なのか! と思ったが、試合開始寸前のパイオニアのレセプションフォーメーションを見て、、、



・・・えーーーーっ!・・・



なんと、2006/07シーズン以来、久々にパイオニアが「男子型(オポジット=スーパーエース型)」を敷いていたのだ。ということは、そう、即ちこの日のパイオニアのスタメン配列は、レフト(WS)にメグ・レオ、センター(MB)にアサコ・ユウ、セッターにユキ、オポジットにハニーフの形を採ってきたのだった。

で、試合はフルセットの(一応)熱戦。結果は惜敗、と映ったかもしれない。フジテレビ739での放送もあったので、後で確認してみようとは思うが、私が会場で観戦した印象はこうだ。



・・・勝てそうな要素が見つからない・・・



もちろん、選手はみんな頑張っているし、やるべき戦略もある程度機能している。久光のスパイカー陣の決定率の低さ(32.2%)や失点の多さは、パイオニアの組織ブロックが機能していることの証だ。しかし、12回Vリーグ決勝戦以来いつもお互いの駆け引きが見所となるはずのこのカードなのに、この日の試合はそういう高度な見応えのある試合には程遠かった、、、。

残念ながら、レオがレフト(WS)でハニーフがオポジットの配列では、如何せん「選手交代」というカードを切りづらくなる。実際、この日に第1セットから見られた「2枚替え」は、定石的な「セッターとオポジットの選手を互いに交代する」形ではなく、「レフト(WS)のレオをセッターのユミに、セッターのユキをマミへと交代する」形が採られ、即ち交代する2人が対角でない2人となる「変則型」となっていた。そして案の定、「変則型」であるが故に、その「2枚替え」を元に戻した直後にポジショナルフォルトのミス(メグがサーブを打つべき場面で「2枚替え」からコート内へ戻った直後のユキがサーブを打ってしまった)を犯す結果に繋がってしまったのが象徴的だった。このミスが丁度、パイオニアが試合の流れを掴んだとは言い難い状況のままリードを奪っていたところで起こったため、試合の流れを掴み損ねた結果になった(ポジショナルフォルトが判明したのが、無効となったユキのサーブで始まったラリーでレオがブロックシャットを決めた直後であったのも運が悪かった)と言っても過言でないミスとなってしまった。第2セットにローガン・トム選手のサーブで連続失点を喫していた場面で行った選手交代(レオをコヨミへ)も、"Wライト"の形でコヨミがレフトに位置するのとは違って、「配列」自体としてコヨミがレフト(WS)に配されるのは、どう考えても辛いだろう。ローガン・トム選手以外には、プッシュやフェイントばかりを決められた印象だったこの日のパイオニアだが、それもハニーフがオポジットに配されるために、彼女が後衛の場面で後衛ライトの守備を行わなければならなくなることが災いしていたと言える(チャンスボール(free ball)を返す場面も、ローガン・トム選手はじめ久光の選手達は、徹底してハニーフに取らせるように狙っていた)。

"Wライト"の形は、ライト側からの攻撃を得意とする長身の(日米の)エースが2人も揃うという、ある意味恵まれた環境となった今シーズンのパイオニアにおいては、とても理に適った戦術スタイルだと思うし、何よりマミやコヨミを使いやすいというメリットも大きい。正直今日の敗戦で、4強争いからはほぼ完全に脱落したと言っていいだろう。目先の結果より、将来に繋がる戦い方に専念して欲しいと願わずにはいられない。確かにレセプションの安定やブロックシステムのため(特にメグの負担軽減)には、レオがスタメンでも構わないと思うけれども、せめてメグ・ハニーフのレフト(WS)対角の配列は崩さないで欲しいと思う。


p.s.: それにしても、慣れない会場で女子の試合を見るのは、精神的ストレスが非常に大きい、、、。以前に加古川での観戦について書いたことだが、観客の観戦マナーが悪すぎる。試合のインプレー中に平気で立ち上がったり席をバタバタドタドタ移動したり、、、子供が多いのは仕方がないとは言え、親なり管理責任者がきちんと諭すべきだ。先週堺で男子の観戦をした直後だっただけに、その違いが際だってしまう、、、男子バレーと女子バレーのファン層の質の違いにうんざりした。その意味でも、何とも不愉快な久光戦になってしまった。来週はまた、その因縁の加古川で久光戦を観戦する予定なので、何とかこのイヤな気分を晴らさせて欲しい。

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2009年2月 6日 (金)

デンソーのブロックを考える(デンソー - パイオニア)

奇しくも『千酔亭日乗』「デンソーのセンターを考える」というエントリーがあったが、同じ「デンソーのセンター」に注目するといってもこちらはブロックに注目してみる。思い返せば、2006/07シーズンの頃から「よくわからない」と散々書きまくっているデンソーのブロックシステムだが、昨シーズンくらいからようやく、「マンツーマンではなくゾーンでの対応で、両サイドブロッカーは基本コミット・センターブロッカーはゲスブロック」ということがわかり始めた。今シーズンを見ている限りでも、やはりその傾向は変わらないようだ。従って、システム化されているとはお世辞にも言えず、ワンタッチ(rebounds)を取る確率が高い印象がない一方で、もう一つの特徴としての「ネットから離れて構えそこからブロックに跳びにいく」という技術により、各選手とも効率よく手が相手コートに向かって出るようで、ブロッカーの手に当たった場合にシャットする確率は非常に高く思える。実際ここ数年間、デンソーのセット毎のブロック決定本数は、他のプレミアチームを圧倒しているのは周知の事実であろう。

で、デンソーのブロックが果たして、世界に通用するのか? この点が気になっているファンの方も多いと予想する。私もその一人なのだが、それに対して答えらしきものを呈示してくれたのがこの日のパイオニアであったと思う。

「単調だ」とか「シンプルだ」とかいう評価が多かったデンソー戦でのパイオニアの攻撃だが、開幕戦のデンソー戦と比して尼崎でのデンソー戦は、ユキもユミもトスをネットからかなり離すことを意識していたように思えるのだ。この日はコートサイド側で観戦したため、試合中にも強くそれを感じたし、後日GAORAでの中継のビデオを見直してもやはりそうだった。ネットにトスが近いと、手が相手コートによく出てくるデンソーのブロック陣に相対した場合、スパイクヒットの瞬間にはもう、デンソーのブロッカーの手の中にすっぽり収まってしまう可能性が高い。特に両サイドの「低くて早い」トスがもてはやされている昨今の日本の女子バレー界では、デンソーのこのブロックスタイルは向かうところ敵なしかもしれない。しかし、世界のバレー界はそうではない。「高くて早い」速攻を繰り出すことのできる、長身のセッターとmiddle blockerもざらにいるのだ。

実を言うと、長年「隠れ温水ファン」であった私としては、デンソーというチームには昔から個人的には愛着がある。昨シーズンもパイオニアが4強に残れず、関心が薄れつつもデンソーの優勝を密かに期待していた。しかし、世界で日本がいかにして戦っていくのか? という観点で見た場合には、決してシステム化されていないし、190cm級でもない現在のデンソーのブロック陣が、V・プレミアチームにとっての超えられない壁であっては、決していけないのだ。

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