(関西は)ここ1〜2週で急に暖かくなり、感染症患者が減り、ようやく少し時間的余裕が出来ました。
コメントレスも止まったまま、またメール頂いた方にもまだ返信できておりません。大変申し訳ございません m(_ _)m
残念ながら(予想通り)スカパーチューナーは修理不能でした・・・。それにもめげずに何とかe2byスカパー!でビデオに撮っています、何とかビデオは復活したので。
今年の4強含めた、各チームの特徴をアップしようと思いながら、レギュラーラウンドが終了する今日にまで至ってしまいました(苦笑)。残念ながらパイオニアの今シーズンの試合は、今日の日立佐和戦の敗戦で終了しました。これまで吉田監督が思い描いていたであろう戦術を、端から見ていてわかる範囲である程度は書いてきましたが、弱点についてはファン(πヲタ)として書きたくても書けない部分も正直ありました。今日はそこにも触れつつ、今シーズンのパイオニアの戦いぶりをまとめたいと思います。
開幕2連戦で書いたとおり、今シーズンについては、まずレセプションフォーメーションについて、「ドイツ方式」を採ろうとしていたわけだが、それについてやはり誤算だったのはセナが執拗に狙われた点だろう。開幕2戦目のデンソー戦では狙われても狙われても最後まで崩れずにプレーを続け、ヒロインインタビューに選ばれた彼女だったが、その後の試合では彼女がサーブで狙われて、セット終盤の大事な競り合いの中で脆くも崩れてしまうシーンが目立った。この点で私が開幕戦から懸念していたのは、なぜか? 今シーズンは例のセッターが後衛センターでのレセプションフォーメーションにおいて、「女子型(オポジット=ユーティリティープレーヤー型)」のレセプションフォーメーションを敷いていたことだ。開幕戦の第5セット、14-10のマッチポイントの場面から連続失点で逆転負けを喫したのも、実はこのローテーションにおいてであった。昨シーズンの弱点であったレセプション成功率の上昇を狙って、今シーズンは敢えて「男子型(オポジット=スーパーエース型)」を敷かなかったのかもしれないが、結果的に今シーズンのレセプション成功率は高くなった代わりに、スパイク決定率が下がってしまった。このローテーションでのレセプションフォーメーションが、新人セッターであるユミにとっても、(セットアップの位置までの移動距離が物理的に長くなるという以外にも)色々な意味で負担になってしまったかもしれないと思っている。
しかし、その一方で私は、今シーズンの助っ人外国人としてセナを選んだのは、決して間違いではなかったと思う。吉田監督が思い描くバレースタイルを短期間で完成させるのは恐らく難しいだろうと想像する。であれば、当然長期に渡って計画的にチームを固めていく必要があり、出来れば助っ人外国人選手も数年に渡って同じ選手が来てくれることを望んでいると思う。フランシーのように、素晴らしい選手が数年に渡ってプレーし続けてくれるのもいいのだが、その場合にはどうしてもその選手に頼ったチーム作りとなってしまう恐れが高い。ウイングスパイカーとして、レフトもライトもこなせて、レセプションフォーメーションに入れる選手で、かつ数年に渡ってプレーし続けてくれる可能性のある選手としては、決して間違った選択ではなかったと思う。実際、これまでのパイオニアでは考えられなかった、レオを控えに回すということが可能となった。本当なら、やはりセナが不動のオポジットプレーヤーとしてコート上に立ち続けてもらうのが理想だったと思う。191cmの長身選手が常にライトブロッカーとして相手チームのレフトエースと相対する・・・これが、今シーズンの吉田監督の思い描くバレー戦術の基軸にあったはずなのだ。それが上述の経緯で、リーをオポジットとして使わざるを得なくなったことが、今シーズンで一番の誤算だったと推測する。(誤解の無いように言っておくが、個人的には私はリーのプレーが大好きである。彼女が久光製薬でプレーしていた頃、「どうして江口を(スタメンのレフトとして)使わないのか?」と常々思って見ていた。だから彼女がパイオニアで現役復帰することがわかったときは、ものすごく嬉しかった。)もう一つ、開幕2連戦で書いた今シーズンの戦術である、ファーストタッチをセッターが行った場面で、リベロ(ないし後衛レフトを守るセンタープレーヤー)がトスアップを行うという戦術にしても、前衛ライトにハイセットを打ち切れるアタッカーがいるという前提で成り立つ戦術である。その意味でも、スタメンのオポジットをリーに戻さざるを得なくなったのは、吉田監督の当初の目論見を狂わせる最大要因だったと思う。リーグ後半戦に入って、レフト対角をセナ・メグにして、レオをスタメンから外したのも、この3人の中では上背が最もなく、かつライトでプレーするのがあまり得意とは言い難いからこその選択だったと言える。誤算はレオを外さざるを得なくなったことではなく、あくまでリーをオポジットで使わざるを得なくなったことにあるのだ。
そして、ユミ・・・。正直、彼女がリーグ終盤にベンチから外れたことについては大変残念だった。でも、吉田監督にとっても苦渋の選択だっただろうと想像する(彼女に対する吉田監督の想いが、『YAMAGATA SPORTS WEB【Heart Beat】』のこちらのインタビュー記事で少し垣間見える)。ユミを育てることだけを思えば、ベテランアタッカー陣が盤石の状態で彼女をスタメンで使ってあげたかったところだが、こればかりは願って叶うものではない。去年に限って、ユウ・アサコのセンター陣が2人揃って全日本に招集されてしまったのも、ユミにとっては不運だった。でも、昨シーズンの3位決定戦終了直後にガッツが見せた涙が、今年の彼女の成長の糧となった(レセプション成功率が佐野・櫻井・成田の3選手に次いでの4位という成績は立派だと思う、、、あとはその数字に反映されていない、エンドラインぎりぎりでのジャッジミスが多いのを次の課題として欲しい)ように、今シーズンの苦い経験を土台に必ずやパイオニアの正セッターとして君臨してくれると信じている。
ファンも悔しいけれども一番悔しい想いをしているのは他でもない、パイオニアの選手達自身なのだから、これ以上は何も言うまい。セリンジャー前監督時代も、レオに続いてトモも加入していよいよ優勝をとファンも選手達も意気込んだ第9回Vリーグで、歯車がかみ合わないまま負けが込み、少し盛り返し始めて4強へ滑り込みそうになったところで、日立佐和相手にまさかの敗戦を喫して4強入りの夢が潰えたことがあった。今日の日立佐和戦での敗戦は、リーグではその時以来の敗戦であり、その直後の黒鷲で初優勝を果たして引き続いて第10回Vリーグでの初優勝があったわけだ。戦術面での強化の方向性は決して間違っていないのだから、(今シーズンのJTのように)結果が出ないからと諦めずに、完成度を高めていってもらいたいと願わずにはいられない。
p.s.: 結果は残念だったが、明日からパイオニアの試合結果を気にして不安になったりイライラしたりする必要が無くなると思うと、すごく気が楽だ(苦笑)。
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