日本の男子バレーに未来はあるのか?
本年も、当サイト・ブログにお付き合い頂き、本当にありがとうございました。
年内最後のアップとなりますので、出来れば暗い話題は避けたかったのですが、、、
29日に昨年同様、高校のOB会でバレーをしてきました。今回はバレーだけでなく夜の飲み会の方にも久々に参加することができ、楽しいひとときを過ごしましたが、そこで現・顧問の先生から思いがけない一言が、、、
・・・今回(の春高バレー)はくじ運も良くて、うまく行けば決勝まで行ける可能性もあるんで、そうしたらテレビに映りますから(期待していて下さい)・・・
えぇぇぇ、マジですか?! まぁ、もし本当にそうなったら、「OBとしては」喜ばしい限りなんですけど、確かに。
でも、ち、ちょっと待って下さいよ。あの程度で春高バレーの県予選決勝まで行けちゃうんですか? OB会でのバレーで現役生達とも一緒にプレーさせてもらいましたけど、ゲーム始める前に現役生とOBとの間でのサイン確認をやってみたら、「えーっと、サインですか? A(クイック)がこれ、Bがこれ、Cがこれ、オープンがこれ、(レフト)平行がこれ、前セミがこれ、バックセミがこれ、ですけど。」って現役生に言われて、「えっ?! じゃあ、バック平行(のサイン)は?」と聞くと、、、
・・・そんなものはありません・・・
「じゃあ、流れ(AクイックからCクイックへの一人時間差)は? パイプは?」と、ちょっと意地悪に聞いてみると、、、
・・・(無言)・・・
ま、最初からその程度だろうとは予想はしてましたけど、、、私が現役だった15年以上も前の時代と比べても、サインの数も圧倒的に減ってます。スパイク練習をしていても、レフト平行のトスを要求したら(何も特別な注文をしなければ)オープントスが上がってきます。残念ですが、それが現実です。
この15年の間に、世界のバレー戦術はどれ程に進化を遂げたのでしょうか? 「レゼンデバレー」からわかるとおり、世界のトップレベルのバレー戦術は1年1年ですら着実に進化を遂げているわけですから、15年もの年月が経てば、大人と子供ほどに違ってくることは想像に難くないでしょう。なのに、なのに、日本の高校男子バレーの世界はと言えば、、、そんなものなのです。15年以上前の高校生が当時やっていたバレーの方が、よっぽど高度なことをやっていたのです。
それが、「うまく行けば決勝まで行ける」かも、ですって?!
現在、奈良市で男子バレー部のある(大会に出場する)中学は、何と8校を切っているそうです。奈良県全体でも20校もないと。私が高校生の頃から、確かに奈良県は全国的に見てもレベルが低いです。中学は菟田野・上牧の奈良県2中学で全国大会での優勝を争ったこともある位にレベルが高かったですが、(現在もV・プレミアで活躍する、パナソニックの川村選手や久保選手がそうであるように)有望な人材はこぞって、高校からは他府県へと流出してしまいました。そして今は、レベルがどうのこうのという前に、そもそもバレーをやっている男子高校生がほとんどいない、ということです。さらには、15年以上前の高校生が当時やっていたバレーよりも低いレベルで、それで県の決勝まで行けるかもしれないという状況は、「OBとしては」喜ばしくても「一人のバレーファンとしては」憂うべき事態としか言いようがありません。
本当に、いい加減真剣に何かを変えなければ、日本の男子バレーは終わってしまいます。
いい加減「富士山方式」( → 詳細は『千酔亭日乗』のこちらの記事を参照下さい)などというバカげた発想は捨てて、地に足をつけて動き出してもらいたい。イヤ、そうやってバレー狂会に任せているようではそもそもダメで、ファンの一人一人が具体的に行動を起こさなければいけないのかもしれない。私も来年は、何か具体的に、今の日本のバレー界に出来ることがないか? それを真剣に考えていきたいと思っています。
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