« (ワールドカップ2007女子)ブラジル - セルビア | トップページ | (ワールドカップ2007女子)イタリア - アメリカ »

2007年11月25日 (日)

(ワールドカップ2007女子)イタリア - キューバ

試合前の予想としては、私は今大会のイタリアに土を付けるとすれば、キューバしかないだろうと思っていた。イタリアは肝心な大会で、悉くキューバに負けている印象が強いのだ(前回のワールドカップ・アテネオリンピックの準々決勝など・・・昨年の世界バレーでは勝っているのだが・・・)。しかも、今大会のイタリアの大黒柱と言っていいアゲロにとっては、亡命して以来初めて元チームメイトと対戦する試合・・・それが両チームにどう影響するのか?

イタリアは、ブラジル戦と同じスタメン。この日もセッターは若いフェレッティ。キューバもここ数試合、バロスが体調不良で出場しておらず、この日も若いサンチェスがスタメン。

第1セット序盤、上述のとおりの両チームの微妙な関係が各選手の動きに影響してか? どちらもやや堅さが見られるスタート。その中で、まずカリーヨのサービスエースでまずキューバが主導権を握る。「私は昔のことなんか知らないわ」と言わんばかりに、若いサンチェスが「高くて早い」速攻を決めて、9-6とリード。直後にサントスがサービスエースで、10-6。このイヤな流れを断ち切ったのは、やはりアゲロだった。苦しいセンターからのバックアタックを、キューバの高い3枚ブロックをものともせずに決めて、イタリアが追い上げ開始。カリーヨがスパイクミスで10-8。ラミレスがセンターの時間差に回ってきたところを、ピッチニーニとバラッザがきっちりバンチで構えていて2枚揃い、バラッザがシャットして10-9。11-11から若いサンチェスの速攻をバラッザが1枚でシャットして、11-12とイタリアが逆転すると、キューバはここからミスを連発。12-16とイタリアリードで、2回目のテクニカルタイムアウト。サントスのライト攻撃にブロックを1枚にされるも、その1枚のデルコーレが見事にシャットして、13-17。キューバの速攻に執拗にジョーリがワンタッチを取って、長いラリーを最後はピッチニーニがブロックアウトを取って、14-19。ルイザをバラッザがシャットして16-21。逆にピッチニーニをサンチェスが止め返して、17-21。直後サントスの強烈なスパイクサーブでイタリアのレセプションが乱されるが、アゲロがキューバの3枚ブロックをあざ笑うかのようなフェイントをサイドライン付近に落として、17-22。アゲロのライト攻撃をカリーヨがシャットして、キューバも21-23と追い上げる意地を見せ、ケニアが決めて遂に23-24と1点差。フェレッティはアゲロのライト攻撃に頼るが、またまたカリーヨが見事にシャットして、24-24とジュースに突入。連続ブロックで勢いに乗ったカリーヨが速攻を決めて、25-24とキューバがセットポイントを握るが、ジョーリが速攻を決め返して、25-25。ジョーリがケニアを止めて、逆に25-26とイタリアがセットポイントを握り、最後はカリーヨのBクイックに、ジョーリとライトブロッカーのフェレッティの2枚が揃って、ジョーリがシャット! 25-27とイタリアが先取する。序盤の両チームの堅さがウソのように、セット終盤は白熱の接戦となった第1セットだった。

第2セットに入っても白熱の一進一退の攻防。アゲロがフェイントを決めて8-7として、ファーストテクニカルタイムアウト。ピッチニーニのサービスエースで、9-7。デルコーレが技ありのブロックアウトを取って、10-7とイタリアが抜け出し始める。ルイザをフェレッティが止めて(彼女は180cmの上背がある)15-12。ピッチニーニが誰もいないコート角に軟打を決めて、16-12でセカンドテクニカルタイムアウト。イタリアはキューバの強力なスパイクサーブにもレセプションが崩されない・・・要所でオポジットのアゲロがレセプションフォーメーションに参加して、そして見事なレセプションをやってのける! ケニアがタッチネットで19-14となったところで、流れを変えたいキューバは、ケニアに代えてカルデロンを投入。しかし、彼女は膝あたりに故障を抱えるのか? 彼女本来のジャンプが見られない。デルコーレの老獪なフェイントで21-15。イライラし始めたキューバはサーブミスを連発。23-18で、バルボリーニ監督は180cmのフェレッティに代えてグイッジをピンチブロッカーとして投入。するとブラジル戦で書いたとおり、トランジションではオポジットのアゲロが見事に「高くて早い」トスをピッチニーニに上げて、24-18。最後はアゲロ自身が、またまたキューバの3枚ブロックをものともせずにバックアタックを決めて、25-19。イタリアが2セットを連取。

第3セット、2-2から珍しくイタリアのレセプションが乱れるが、苦しいアンダーパスでのハイセットでアゲロがきっちりライトから決める。サントスのセンターからの時間差にイタリアはきっちり2枚ブロックが揃って、ジョーリがシャットし6-3。キューバはブラジル戦同様に弱気なサーブミスを連発。ルイザの高速レフト平行に対して、スプレッドで構えていたフェレッティが1枚でシャット! 8-4でファーストテクニカルタイムアウト。後はこのセットはキューバがミスで勝手に自滅。アゲロがパイプを決めて16-10。イタリアの各選手には余裕の表情が見られ、一方のキューバは途中出場のカルデロンが気を吐いて連続で決めるも、ジョーリがそのカルデロンをシャットして、22-14で勝負あり。カリーヨのサーブミスで、イタリアのマッチポイント。フェレッティがツーアタックを決めて、25-16。イタリアがストレートで「因縁の」対決をものにした。

|

« (ワールドカップ2007女子)ブラジル - セルビア | トップページ | (ワールドカップ2007女子)イタリア - アメリカ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/105977/17176094

この記事へのトラックバック一覧です: (ワールドカップ2007女子)イタリア - キューバ:

« (ワールドカップ2007女子)ブラジル - セルビア | トップページ | (ワールドカップ2007女子)イタリア - アメリカ »