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2007年11月23日 (金)

(ワールドカップ2007女子)セルビア - アメリカ(その2)

第3セット、なぜか? アメリカはレセプションから始まるセットなのにローテーションを一つ回してスタートしてくる。さらに、なぜか? オーモーサントスはセンターの速攻を使わずにブロード一辺倒のトス回しを見せ、結果的にセルビアの高いブロックにナマニが餌食になる。郎平監督はたまらず2枚替えを行い、セッターをバーグにスイッチ。そのバーグはすぐにスコットのAクイックを使い、スコットがターン打ちで見事に決める。それでアメリカが流れを取り戻しかけるが、一旦タイミングが合い始めてしまった高いブロックは如何ともし難く、ナマニがまたまた捕まって、郎平監督は2枚替えを元へ戻す・・・このセットはほぼ一方的展開で、最後はツェタコビッチがブロードを鮮やかに決めて、25-20とセルビアがものにする。

第4セット、やはり郎平監督はバーグをセッターとして起用。そして、ローテーションも元に戻してスタート。ハニーフがスパイクミスで0-2とセルビアが先行するが、バーグがきちんとスコットの中央からの速攻を使って、2-3。ハニーフのサーブミスで3-5。ニコリッチが苦しいハイセットを決めて、3-6。ナマニがアタックラインを踏むペネトレーションで、3-7。バウンがブラコチェビッチを止めて、4-7としたが、直後ローガン・トムがサーブミスで、4-8。アメリカはミスが多く、自滅傾向。ナマニが第3セット同様にまともにブラコチェビッチにシャットされて、4-9。スコットがツェタコビッチの速攻に見事にワンタッチを取るも、その後のファーストタッチをナマニが雑に処理して、6-10。ニコリッチがパイプを決めて、6-11。郎平監督はようやくここで、ナマニをグラスへ代える。が、流れは変わらず、ハニーフがサーブミスを犯し、直後に郎平監督は彼女をシコラへ代えるも、さらにその直後にオグニェノビッチのジャンピングフローターにシコラが潰され、勝負あったかと思われたが、ここからローガン・トムが一人気を吐いて、レフト攻撃にサービスエースにパイプ攻撃にと大車輪の活躍。勝ちを意識したセルビアの選手達が途端に弱気になってサーブミスを連発。アメリカが23-24まで詰め寄るが、最後はニコリッチがライトから強打を決めて、23-25。遂にアメリカが、初黒星を喫した。

この試合については、どう考えても第3セットの序盤が勝敗を分けたと思う・・・郎平監督のスタートローテーションの作戦ミスと、セッターのオーモーサントスが中央からの速攻を全く使わないというトス回しのミス・・・これがなければ、大黒柱のローガン・トムの負傷という不測の事態があったとは言え、セルビアが見せた、第1セット序盤のように中央から「高くて早い」速攻を見せられると全くブロック陣がついて行けない様子や、勝ちを意識した途端にサーブが弱気になる姿(この辺は昨年の世界バレーから全く進化が見られない・・・)を見る限り、勝負はどちらへ転んでいたかわからなかっただろう。セルビアとしては、全勝のアメリカに土を付け、メダル即ち北京への切符獲得へ望みを繋いだ形だが、果たして翌日のブラジル戦でどのような戦いを見せられるか? で真価が問われるだろう。

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