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2007年5月24日 (木)

ドキュメント スポーツ大陸・バボChannel#72

5月19日にNHK・BSで放送された、大山加奈選手を特集した番組『ドキュメント スポーツ大陸 カナスマイルをもう一度』を見てみた。

今シーズンのV・プレミアリーグの試合会場で何度か目にした彼女の姿からは、大事なリーグを「チームメイトと一緒に戦っている」という表情・態度は、正直見受けられなかった。この番組を見て、その時の彼女の表情の裏に隠されていたものがある程度わかった気がした(もちろん、彼女の気持ちの本当のところまで、テレビ番組で伝えられたものだけで一視聴者に過ぎない私如きが「わかった」というのは烏滸がましいと思うが、、、)。向井選手のブログのこの時の投稿などは、大山加奈選手が実家から東レの宿舎へ戻って来た、まさにその直後の心境だったのかな? 等と思いを巡らせてみたり・・・。今シーズンの東レは、あの番組を見る限りは、「戦術をどうのこうの」という以前のチーム状況だったのだなとつくづく感じた。

細かいことを言うと、3月3日の川越でのパイオニア戦で、彼女が復帰して初めてスパイクを決めた直後にバックで流れる声援の音が、どういうわけか? 武富士の声援(武富士の「カナ」こと、内藤選手に対する声援)だったり、バレヲタからすると「はっ?」と思う編集は何カ所かあるのだが、、、まぁ、番組全体としては良い作りだったと思う。まだBSハイビジョンでは今週末にも再放送があるようなので、まだご覧になってらっしゃらない方は、一度ご覧下さい。


続いて、5月21日に放送されたバボChannelより。

ここ数年、すっかりフジテレビ739で放送された試合の「垂れ流し」に終始してしまっていて、そこでしか見られないような映像やバレーファンが本当に求めている情報は全く取り上げてくれないバボChannel(と文句を言いながら、結局毎回ビデオを撮って見ているわけだが、、、(苦笑))。この日も、全日本女子代表メンバー発表記者会見の様子はしっかり取り上げられた(ユウとアサコ・先野選手のインタビューを放送してくれたのは、個人的には涙ものだった)が、期待していた5月19日の枚方での紅白戦の模様は完全スルー。紅白戦開催以来、当ブログに「全日本女子/紅白戦」などという検索キーワードで連日多数の方がいらっしゃっているのを見ても、バレーファンが今一番求めている情報があの日の紅白戦の模様であるのは明らかなのに、番組内容とファンとの温度差がどんどん開く一方だ。それについては、美雁さんのところと、こちらに期待しよう!

因みに、この日のバボChannelでは、お宝映像として1991年のワールドカップ男子・日本対ブラジル戦の映像、さらに1985年のワールドカップ女子・日本対ブラジル戦の映像が放送されたが、これには正直面食らった・・・。


・・・うーん、ブラジル男子ってこの翌年にバルセロナで金メダル取っちゃうんだよな・・・。前年にこんな程度のバレーを展開していたチーム(リマ・マウリシオもガビオ・ジオバーニもちゃんと出てるけど、、、)が、わずか1年であれだけ(当時として)最先端のバレー戦術を生み出すとは!・・・


・・・うわぁ、佐藤伊知子、中田久美、石田京子、松並早苗、懐かしい・・・。メンバーは大分入れ替わってるけど、これってロサンゼルスで銅メダル取った翌年なんだよなぁ。ってことは、当時はまだ全日本女子は世界でメダルを狙える位置に間違いなくいた頃で、確かにみんな基本的なプレー(リバウンドを取ったり等)は当たり前のように出来るのは感心するけど、中田久美もトス上げてアタッカーがスパイクを打った後、全然ネット際に戻ろうとしないし、ブロックはなんてお粗末なシステムなんだろう・・・。過去の名プレーヤーと言っても、こんなバレーを現役時代にやっていたんでは、今のバレーの試合を解説するなんて、無謀な話だ!・・・

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2007年5月20日 (日)

全日本女子紅白戦@枚方市立総合体育館(その2)

(その1)で書いたとおり、紅組・白組ともオポジットに配されていたのは大村・宝来両選手、即ち本来センタープレーヤー(middle blocker)であった。もちろん、この日の紅白戦は「枚方市制60周年記念バレーボールカーニバル」の中の一企画として開かれた、いわば「顔見世興行」的な側面があるわけでもあり、これだけで柳本監督が今年の全日本女子について思い描いている構想が完全にわかるわけではないだろうが、だからといって全く意味もなく適当に配列を決めたわけでもあるまい。ただの「市民サービス」と割り切って行った紅白戦なら、一番人気のメグ・カナをスタメンから外すわけはないであろうから。

本日の紅白戦で両チームのオポジットに配されていたのがセンタープレーヤー(middle blocker)であったことに、柳本監督の強い思いが込められているとするならば、今年の全日本女子は「3人センタープレーヤー」システムを敷く戦略を採る、ということになるだろう。イメージとしては、アテネオリンピックで金メダルを獲得した中国女子ナショナルチームや昨年の世界バレーでさんざん解説したドイツ女子ナショナルチーム、さらには第10回Vリーグを制したパイオニア(トモがオポジットに配されていた)を思い浮かべて頂ければいいであろう。

これは、昨シーズンまでの全日本女子の戦略の根本を揺るがす変化と言える。これまで何度も書いてきたとおり、私が女子バレーに関して昨シーズン「非国民」であった最大の理由は、「特定の個人の、特殊技術に頼った戦術・戦略」で勝とうと目論んでいた点にある。はっきり具体的に書けば「高橋みゆき・木村沙織両選手」の個人技術に頼ったシステムを作り上げ、その結果この2選手が抜けるとバレーシステムが崩壊する状況にあったこと、それが最大の問題点であり、そしてこの問題点は「特定の選手」が時代とともに変遷しながらも、長年日本の女子バレー界にずっと横たわってきた問題点なのだ。

もし今年の全日本女子が、本気で「3人センタープレーヤー」システムを敷くつもりならば、昨シーズンの全日本女子のオポジットとして欠かせない存在であった「高橋みゆき・木村沙織両選手」に決して頼らないチームを作るという、強い意志の表れと捉えてもいいかもしれない。オポジットに、特殊技術を持つ特定のユーティリティプレーヤーを配するのではなく、ハイセット(2段トス)やバックアタックをある程度打ちこなす能力を持ち合わせた長身のmiddle blockerを配する、、、それは、その能力さえこなせるならば、特定の誰かである必要はない。その候補として、ひとまずは大村・宝来の両選手が選ばれたと言っていい。そう言えば、今回の全日本女子メンバー発表の表記では、宝来選手はMB(middle blocker)ではなくWS(ウイングスパイカー)との表記がなされていたのは、その伏線だったのだろうか?

上述のことが正しいと仮定して、この日の紅白戦を見直してみる。この日、全日本メンバー20名のうち、イタリアから帰国していない高橋みゆき選手と、先日フランス・カンヌ入りが発表された井野選手、さらに杉山選手の3名が不在であり(杉山選手は結婚式直後のため?)、結果紅組・白組のセンター陣は多治見・荒木・嶋田・庄司・先野の5選手であった。そのうち、嶋田選手のみこの日は出場機会なく、これまでの全日本での彼女の状況を見ても、正直最終12名に入るのは難しいであろう。そうなると、センター陣の最終12名枠の争いは多治見・荒木・庄司・先野の各選手に、この日不在であった杉山選手を含めての争いとなるだろうが、その中で上述のことを考慮すれば、荒木選手はオポジット候補に回る可能性があるだろう。何より、今年の全日本女子メンバー選考の中で最も柳本監督の明確な意図が見えるのがセンタープレーヤーの選考である。昨年選ばれていなかったパイオニア・久光のレギュラーセンター陣をこぞって選んでいるのである。そこに杉山選手を加えても、今年の全日本女子ではこれまで以上に組織的リードブロックを徹底したい、という意図があるように思えてならない。その意味で、荒木選手はパイオニア・久光のセンター陣・杉山選手と比べると、リードブロックの技術に少し難があると言わざるを得ない。逆に、彼女の利点を活かせるのはむしろオポジットに配された時かもしれない。

この日最も会場をある意味沸かせたとも言える、櫻井選手のレフト起用だが、恐らくここに高橋みゆき選手がいれば、櫻井選手の場所に彼女が収まったはずだ。櫻井選手はもちろん本来リベロだが、彼女はこれまで過去に充分世界を相手にある程度の実績を残している上、リベロというポジションに要求される、チームメイトに的確な指示を出せる能力も間違いなく持っている(さらに、世界最先端の戦術である、ラリー中にアタックラインを確認しつつ、その手前で踏み切ってジャンプトスを上げるという能力をも持ち合わせた)選手である。その意味では、今シーズンの全日本女子のリベロとして「試されるべき」人材は(井野選手を除けば)佐野選手と菅山選手であろう。櫻井選手は「試す」という次元ではなく、そのためこの日は本来のリベロから外れて、ある意味高橋みゆき選手の「代役を務めた」のかもしれない。

そして、レフト陣。(その1)で書いたとおり、メグ・カナには「レセプション」のみに徹するという課題・試練を与えて、その能力の期待値の高い木村沙織・高橋みゆき選手と競わせる、そういう意図が見えたように思えた、この日の紅白戦であった。

以上、全て私の勝手な推測であるが、根幹部分である「特定の個人の、特殊技術に頼った戦術・戦略からの脱却」だけは、柳本監督の頭の中に間違いなく存在することを祈って止まない。

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2007年5月19日 (土)

全日本女子紅白戦@枚方市立総合体育館(その1)

紅組は栗原・竹下・多治見・荒木・木村・嶋田・小山・大村・佐野の各選手。
白組は大山・板橋・菅山・宝来・先野・落合・庄司・櫻井の各選手。

先野選手が本当に(!)全日本のユニフォームを着ている姿を見て、長年のバレーファンとしては何とも感慨深いものがあった。ま、彼女自身は明らかにV・プレミアリーグ〜黒鷲旗の疲れがたまっているらしく、全力でプレーする姿は試合前の練習からしても見られなかったが、それはそれでよい。あの場所に彼女がいる、ただその事実だけで素晴らしいことなのだ!

マスコミ的に今年の全日本女子の目玉であろう、「復活したメグ・カナ」は、ともにスパイクは練習でも打たず。これは別に体調の問題ではなさそうで、スパイク練習では二人とも相手コートから打たれるサーブをレセプションする役目をし、サーブ練習ではリベロの選手とともにレセプション練習をしており、二人に現状として柳本監督からまず課せられた課題が「レセプション」であるのは間違いないようだ。

両チームのスタメンは、ともにフロントオーダーの配列で、紅組はレフト(表・裏)が小山・木村、センター(表・裏)が多治見・荒木、オポジットが大村、セッターが竹下、リベロが佐野の各選手、白組はレフト(表・裏)が櫻井・落合、センター(表・裏)が庄司・先野、オポジットが宝来、セッターが板橋、リベロが菅山の各選手(であったはず、、、記憶違いならすいません m(_ _)m)。メグ・カナとも途中でピンチサーバーで登場し、そろって「アンダーサーブ」を披露。要するに、サーブのために入ったわけではなく、サーブの後の後衛3ローテーションでの「レセプション練習」だったわけで、柳本監督は彼女たちに、「レセプションである程度の成果を見せなければ、スパイクはおろかサーブさえ打たせない」という風にでも言い渡したのだろうか?


さて試合の方だが、もちろんアタッカーとセッターのコンビネーションも調整段階であるし、ましてや戦術云々のレベルではないので、本日のレポとしては戦術に関して語ることは何もない。各選手のプレーとしては、我が(爆)ユウがスパイク・トス・ブロックにわたって大活躍! 試合が始まった当初は、ユウのスパイクが決まっても会場から拍手が上がることも少なく、地元の中学生達には「18番って石川? 石川友紀だっけ?」とか言われてしまう始末(苦笑)。まぁ、現状として彼女の知名度はそんなものだろう、、、仕方あるまい。ふと、思い出したのは、2年前の黒鷲旗。そう、ユウが初めて大会を通じてスタメンで出て優勝を果たした黒鷲旗の決勝戦後の表彰式。会場のボール係を務めていた中学生達がパイオニアの選手達を見て言った言葉・・・。


・・・4番って誰?・・・


それに対して、別の子が


・・・「SHOJI」って書いてある!・・・


しかし、試合が進み、彼女のスパイク・ブロックが立て続けに炸裂するにつれ、試合終盤には「違うよ、石川は選ばれてないはず。そう、庄司だよ!」とちゃんと認識され、他の観客からも「あの庄司『っていう』選手もなかなか活躍してるね」と言われて、結構拍手も浴びるようになっていた。やれやれ・・・。

やはり、ユウの実力が全日本レベルであることは間違いない。特にデータバレーを使うわけでもない、ただの紅白戦で、しかもきちんと組織的リードブロックシステムが採られているわけでもない状況で、彼女一人であれだけのブロックの技術をアピールできれば、充分すぎる程と言ってよい。あとは柳本監督自身が、どのような具体的戦術を思い描いているのか? が気にかかるが、それについては(その2)で書きたいと思う。

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2007年5月13日 (日)

黒鷲旗女子決勝〜JT-久光製薬(その2)

そしてJTの王手のかかった第3セット、両チームの間を細かく流れが行ったり来たりしつつ、やはり接戦のまま向かえたセット終盤。ここでJTは、それまであれだけ高木選手で流れを作っていたにもかかわらず、この大事な場面ではやはりケニー・谷口両大黒柱に頼ってしまった。それを見透かしていたというべきか? いくら高木選手に決められても終始ケニー・谷口両選手にブロックマークを集めていた久光にとっては、格好のカモとなってしまった。ケニー選手のパイプを先野選手がシャットし、24-22とこの試合初めてのセットポイントを握り、最後は谷口選手の高速レフト平行がミスとなり、25-23で久光が1セットを取り返す。

第4セットに入り、遂に王者の久光に勢いが出始め、橋本選手のスパイクサーブでJTのレセプションを乱し、16-12と中盤でJTを引き離しにかかる。が、JTも簡単には引き下がらない。谷口選手が連続で決めて追い上げ体制へ入り、ピンチブロッカーで竹下選手に代わって出た久保選手が見事にケニー選手へパイプのトス上げて、21-20の1点差。橋本選手の見事なサービスエースで24-22と久光にセットポイントを奪われるも、先野選手を3枚ブロックで宝来選手がシャットして24-24のジュースへ。直後にピンチサーバーの小酒選手のサーブで成田選手のレセプションを乱して24-25と逆にJTがマッチポイント。しかし、小酒選手がサーブミスで再び25-25のジュースとなり、その場面で竹下選手は久光ブロック陣の裏をかこうとしたのか? トランジションで谷口・ケニー両選手ではなく宝来選手にセンターオープンを上げて、久光の3枚ブロックに見舞われる結果となる。直後は当然宝来選手にはトスは上げられず、谷口選手に頼るもそれは見え見えでフェヘイラ選手にシャットされて27-25。V・プレミア決勝に続いて、この両チームの戦いはフルセットに持ち込まれる。

そして運命の第5セット。5-5の同点からケニー選手のサービスエースが出てJTがリード。そのサービスエースもそうだったが、JTに試合開始当初から執拗にサーブで狙われ続けて、遂にしびれを切らしたのか狩野美雪選手がミスを連続して犯して7-8とJTの1点リードでチェンジコート。高木選手のサーブミスで同点となり、直後にこの日4本のサービスエースを決めていた橋本選手のサーブにJTのレセプションが乱されたが、再び狩野美雪選手がミスを犯してしまい、久光は勢いに乗れない。逆にJTは位田選手をピンチサーバーとして投入し、トランジションでケニー選手がきっちり決めて11-12。直後も位田選手のサーブで久光のレセプションを崩し、フェヘイラ選手の強打を菅山選手が見事なディグで繋いでケニー選手に託したが、それを大村選手が見事にシャットして12-12。成田選手のサーブでレセプションを乱して、トランジションでフェヘイラ選手が強打を決めて13-12。絶体絶命の場面でJTは当然ケニー選手に頼るも、狩野美雪選手が見事なファインレシーブをみせ、それが直接JTコートサイドラインぎりぎりに落ちるラッキーポイントで14-12と久光のマッチポイント。フェヘイラ選手のスパイクミスで14-13となるも、直後に彼女が決め直して15-13。2セットダウンからの大逆転で、久光製薬の黒鷲旗2連覇となった。

どのセットも最後の最後まで勝負がどちらに転ぶかわからない、素晴らしい決勝戦であった。JTがV・プレミアリーグ王者である久光を、ここまで追いつめることが出来た要因としては、やはり高木選手の成長が挙げられるだろうが、実は谷口選手のレセプションの安定ぶりも見逃すことは出来ない。これまでJTと言えば、「強いときと弱いときの差が非常に激しい」チームであり、その重大な要因として、レセプションの不安定さ・トランジションでの繋ぎの脆さがあった。後者についてはこれまで度々書いているとおりであり、寺廻監督が恐らく昨年のシーズンオフから最も力を入れて強化した部分であろうが、前者についてもV・プレミアリーグ終盤から非常に安定した。V・プレミアリーグのファイナルラウンドからこの日の黒鷲旗決勝まで、大事な試合でこれだけ谷口選手が安定したレセプションをみせるとは正直(失礼ながら)予想外だった。
しかし、それらをもってしても、久光を倒すことはやはり出来なかった。1セット目以外が最少得点差であり、その意味で「男子バレーの領域」と言える今年の黒鷲旗決勝戦の勝敗を分けた「紙一重の差」は、チームとしての勝ちパターンの数の差にあると言えるだろう。いくら高木選手が活躍しようとも、今シーズンのJTというチームは、相手チームがどうあれ「ケニー・谷口両選手が決めて勝つ」というパターンでしか勝てないのである。それを見抜いて、2セットを連取される絶体絶命の状況に追い込まれても、ブロックシステムを変えなかった久光の戦略は見事であった。

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黒鷲旗女子決勝〜JT-久光製薬(その1)

3位決定戦の死闘の興奮さめやらぬ雰囲気の中で、引き続いて行われた女子決勝戦。V・プレミアリーグ決勝戦同様のフルセットの戦いとなった。

久光のスタートローテーションは、V・プレミアリーグ決勝戦の第2セット目以降と同様。即ち、JTの谷口選手に成田選手がマッチアップする形。やはり、今シーズンのJTの得点源である、谷口・ケニー両選手に決めさせないという意図であろう。その意図は、谷口選手の対角の高木選手が前衛の時のブロックシステムにもはっきり表れていた。裏レフトに配された高木選手が前衛の3ローテーションのうち、2ローテーションではオポジットのケニー選手が前衛でいることもあり、久光のセンタープレーヤー(middle blocker)は高木選手は一切マークせずに、JTのセンタープレーヤーの速攻にコミットで付くか、ライト側のケニー選手の方へデディケートしていた。

しかし、前日のパイオニア戦もそうであったように、高木選手はV・プレミアリーグ中の彼女とは違っていた。ベテラン揃いのレギュラー陣の中で、一番年下の彼女がキャプテンとしてプレーをすることに「いっぱいいっぱい」だった彼女が、レギュラーキャプテンとしてV・プレミアリーグ準優勝という結果を残した自信を胸に、正確なレセプションを繰り出しつつ、相手の1枚ブロックを見事に翻弄するスパイクでの活躍をみせた。
さらにJTは、第1セット序盤から久光の狩野美雪選手を徹底してサーブで狙う戦略に出た。トランジションでの攻撃力に難点のある今シーズンの久光が、V・プレミアリーグを制することが出来た最大要因となったのは、リーグ終盤からファイナルラウンドにかけての狩野美雪選手がみせた攻撃力だったわけだが、サーブで徹底して彼女を狙うことで精神的にも肉体的にも彼女を追いつめてしまおうと目論んだのであろう。その寺廻監督の戦略は見事に機能し、第1セットから久光に先行されずに、一進一退の攻防に試合展開を持ち込むことに成功した。そして、セット終盤の攻防で位田・小酒両ピンチサーバーの攻めのサーブでプレッシャーをかけ、1・2セットとも先にセットポイントを握ると、最後はともに久光にミスが出て2セットを連取、初優勝に王手をかけた。

一方久光は、高木選手に50%前後の高率でスパイクをいくら決められようとも、JTに2セットを連取されようとも、ブロックシステムを全く変えようとはしなかった。対角の谷口選手が前衛の時には、全く対照的に彼女の高速レフト平行に対してリードで執拗に2枚ブロックを完成させ、まるで高木選手にはいくら決められても構わないから、ケニー・谷口両選手には絶対に決めさせない・調子に乗らせない、という信念を持って戦っているようだった。実際、ケニー選手のパイプ攻撃は徹底マークし、シャットを連発。JTのチーム自体は順調に2セットを連取していても、ケニー選手自身は調子に乗れないままだった。

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2007年5月 9日 (水)

黒鷲旗女子3位決定戦〜パイオニア-東レ(その2)

この日も前日のJT戦同様、レセプションを乱されて常に相手に主導権を握られながら第1セットは進行。そのまま東レに持って行かれるか? という苦しい場面で、ユキは両レフトにハイセット(2段トス)を上げた。レオ・メグのハイセットの決定率が必ずしも高いと言える状況ではなかったが、今にもガタガタと崩れてしまいそうな試合の流れであったものが、ハイセットのリズムで何とか流れが踏みとどまり、セット中盤にメグのスパイクサーブで逆に東レのレセプションを乱して、追い上げ体制に入る。向井・大山加奈両選手のハイセットに対しては執拗に3枚ブロックを完成させ、特に向井選手を完全に潰しきった。遂に23点目で追いつき、焦り始めた東レがスパイクミスを出してこのセット初めてのリードを24点目で奪い、24-23とセットポイント。大山加奈選手に3枚ブロックを弾かれジュースに突入するも、以降は常にパイオニアがセットポイントを握る展開。焦りの見える東レにネット際でのミスが重なり、最後も東レのミスで32-30と、ジュースの大接戦をものにする。

第1セットにパイオニアの3枚ブロックの餌食となった向井選手に代え、第2セット以降、東レは高田選手をオポジットに配してのスタート。序盤はユウのサービスエースなどで主導権を握りかけたパイオニアだったが、再び東レのコートエンド一番奥から打たれるフローターサーブにレセプションを崩され、為す術なくリードを許す。16-25で第2セットは東レが取り返す。

第3セット、中盤までメグのパイプなどで勢いに乗ってリードを保つも、中盤で再びレセプションを崩され始め、東レの2枚替え(高田選手に代えて中道選手・大山未希選手に代えて向井選手)の効果もあって、じりじり東レに追い上げられ、16-17と逆転を許す。ここでパイオニアは両レフトへのハイセットで流れを立て直そうとするも、両チームのハイセットの攻防は勢いに乗った東レの大山加奈選手に軍配が上がって、19-25。

第4セットも第3セットと同じような展開で、序盤からパイオニアが主導権を握って進行。12-6とダブルスコアとなったところで、東レは高田選手を向井選手に戻して、再び第3セット同様の両チームのハイセットの攻防へ持ち込もうとする。さらに、西脇選手よりブロック能力に優れる富田選手を彼女に代えて入れ、逆にパイオニアの両レフト陣のハイセットにブロックで対抗しようと目論む。その目論見どおりに、再びサーブでパイオニアを揺さぶり、じりじりと追い上げて20-19の1点差。まるで第3セットの再現を見るような展開となったが、このセットの終盤のハイセットの攻防は、組織的ブロック力に勝るパイオニアに軍配が上がり、25-22。試合はフルセットに持ち込まれる。

そして第5セット、前セット終盤から炸裂したパイオニアのブロックが、序盤から容赦なく東レスパイカー陣を襲い、4−1とリードを奪う。東レのセッター大山未希選手が必死に両サイドにトスを散らして、パイオニアのブロック陣を振ろうと試みるも、レオとアサコが執拗にその両サイドのトスに振られずに3枚ブロックを完成させる! しかし、東レも粘りを見せてブロックカバーを執拗に繋ぐ。その粘りで中盤に追いつき、逆にメグをシャットして7-8と逆転してチェンジコート。流れが東レに傾くか? と思われたが、パイオニアの組織的3枚ブロックは尚も執拗に東レスパイカー陣を襲い、東レはスパイクミスを連発。パイオニアが11-8と再逆転する。東レはセッターを大山未希選手から中道選手に代え、逆にユキのミスなどもあって再び13-13の同点となるも、最後は大山加奈選手に託したハイセットをパイオニアの組織的3枚ブロックがきっちりワンタッチで繋いで、トランジションでアサコが連続で決めて15-13。

その直後に行われた決勝戦に引けを取らない、死闘と呼ぶに相応しい3位決定戦だったが、両チームの「ハイセット(2段トス)の攻防」で、タッチネットもほとんど犯さずに、執拗に3枚ブロックを完成させたチームの勝利となった。特に、レオとアサコが見せた、レフトからライトへ・ライトからレフトへと、4〜5本連続でブロックを完成させた様は、圧巻としか言いようがなかった。男子バレーでは日常茶飯事で見られても、女子バレーの試合で、しかも「日本人選手のみ」で、あのようなブロックを目の当たりにしたのは、長いバレー観戦歴の中でも初めての経験だ。

吉田敏明監督が導入した、組織的バンチ・リードブロックシステムは、完全にパイオニアの選手達の体に染みついたと言ってよい。来シーズンは、JTや武富士のレフト陣が繰り出すような「高速平行」に対して対応できるための、「スプレッド・リード」ブロックシステムを構築することが課題となるだろう。そのためには、ライトブロッカーの「大型化」も課題となるはずだ。これも吉田敏明体制になって、変わった大きな点の一つだが、今シーズンのパイオニアは昨シーズンまでと異なり、控えの若手選手の試合出場のチャンスが非常に増えた。特に、マミの活躍ぶりは素晴らしかった。以前パイオニアにいたカムイ(椿本真恵元選手)のプレーを彷彿とさせる、豊かなジャンプ力を活かした攻撃力(この日の東レ戦、ラリー中のライト側のハイセットを、ものの見事に向井選手のブロックの上を抜いて決めたスパイクは圧巻であった!)はもちろん、ブロックの際の手の形もなかなかいいセンスを感じさせる。サマーリーグ等で、控えの若手選手中心のチームでも同様の組織的リードブロックシステムを練習させれば、彼女の「高さ」は魅力だけに、恐らくは来シーズンあたり、レギュラー争いには加わってくる可能性を充分秘めていると見ていいだろう。

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2007年5月 8日 (火)

黒鷲旗女子3位決定戦〜パイオニア-東レ(その1)

もう一つ、今シーズンのパイオニアのバレーが昨シーズンまでのそれと大きく変わった点は、相手チームに「常に両サイドを意識させる」攻撃を心がけていた点である。これは、昨シーズンのVリーグ決勝2戦目からである。それはもちろん、相手チームのバンチ・リードブロックシステムを意識するからこその戦略である。

パイオニアのバレーと言えばレフトオープン一辺倒のバレーだと勘違いしている方は、まだまだ世間的には沢山いらっしゃるかもしれない。確かに、日本の女子バレー界にあっては、ハイセット(2段トス)を打ち切れる数少ない選手がレギュラーの両レフトに配されていることで、そのようなイメージが強いのは仕方のないことであろう。しかし現実には、日本の女子バレー界でいち早く「コンビネーションシステムとしての」パイプ攻撃を採り入れたことからも明らかなように、実はパイオニアは「コンビバレー」を信条とするチームなのである。但し、「コンビバレー」を組み立てるために不可欠な「安定したレセプション」を展開できるとは言い難いチームカラーゆえ、レセプションが乱れる苦しい場面を何とか凌ぐ戦略を持ち合わせていなければならない。男子バレーの世界では既に、安定したレセプションを「常に」展開するのはほぼ絶望的なほど、スパイクサーブは強力となっており、ここ10年程はレセプションが乱れた苦しい場面を、オポジットに配されたスーパーエースの圧倒的な攻撃力で何とか凌ぐことが必要不可欠である(イヤ、「あった」と言うのが、現在のブラジル男子ナショナルチームを見る限り、正確な表現だが)。今シーズンのJTにあっては、寺廻監督自身が目指す「両サイドの高速バレー」のために、もともと難があったレセプションの安定化を図るべく(もともとセンタープレーヤーであった)高木選手を中心としたチームを組み立て、それでもレセプションが乱れて高速バレーを組み立てられない場面を想定して、スーパーエースのケニー選手を助っ人として監督自ら獲得に動いたわけである。昨シーズンのVリーグのレポで度々褒めた武富士もそうであった。足立・吉澤両選手の高速レフト平行を基軸にしつつ、それが組み立てられない場面のためにハニーフ選手がライトもしくはセンターにいたのである。その意味で、昨シーズンまでのパイオニアには、「コンビバレー」を組み立てられない場面を凌ぐべく、両レフトにハイセット(2段トス)を上げるという「単純な」バレーも戦術の「一つの選択肢」として歴然と存在していたのである。だからこそ、パイオニアと相対する各チームは、パイオニアをサーブで揺さぶって、両レフトのオープンバレーに持ち込んで・・・と企てるわけであり、一方パイオニアはそういう展開に持ち込まれても、両レフト(さらにはフランシー)の攻撃力ではねのけてきたはずなのだ。

しかし、今シーズンのパイオニアはそうではなかった。レセプションが少々乱れても、相手の強打に対するディグからのトランジションの場面でも、積極的にライト側の攻撃やセンター線を多用した。アサコ・ユウの両センター陣及び、オポジットのリーがアタックランキングの上位に揃って入る活躍を見せたことで、その戦略は成功したと言えるだろうし、何より、今シーズンのV・プレミアリーグの4強が全て、バンチ・リードブロックシステムを採るチームであることからも、理に適った戦略だったと言えるだろう(もちろん、マンツーマン・コミットブロックを敷くチームと相対する場合には、適宜「両サイド」ではなく「センター付近での時間差攻撃」を多用するという、「相手のブロックシステムを見て、組み立てを柔軟に変える」ということを当たり前のようにやってのけた)。ただ、それにこだわり過ぎる余り、ユキは「いざ困った場面」で両レフトにハイセット(2段トス)を上げるという「選択肢」を「忘れてしまった」かのようにも思えた。前日の準決勝でのJT戦、レセプションがあれだけどうしようもないほど乱されていながら、それでもほとんどハイセット(2段トス)を上げようとしなかった彼女を見て、それを強く感じた。2セット目にユミに2枚替えでセッターが代わってからが唯一、この試合で少し「試合らしい」展開になったのも、ある意味納得がいった。ユミの方が、ハイセット(2段トス)を上げる「選択肢」を忘れていなかったからだ。

そして、この日の東レ戦。コートエンド一番奥から打たれる、東レの各選手の落ちるフローターサーブに対して、前日のJT戦の再現を見ているかのような、レセプションの乱れよう・・・しかし、この日のユキはきちんと両レフトにハイセット(2段トス)を上げる「選択肢」を「思い出して」くれていた!

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2007年5月 7日 (月)

黒鷲旗女子準決勝〜JT-パイオニア

試合になっていたのは、一進一退の攻防で8−7でJTのテクニカルタイムアウトを向かえた場面まで。中盤の手に汗握る長いラリーの場面で連続してケニー選手に決められてからは、パイオニアは防戦一方となってしまった。セット終盤に位田選手にサービスエースを決められた時には、V・プレミアのセミファイナルを見ていない私ですらもが、「これって、まさかセミファイナルラウンドのJT戦の再現?!・・・」と悪夢が頭をよぎってしまい、本当にその通りとなってしまった。

しかし、今シーズンについては、これが実力どおりの結果なのだろう。今シーズンのパイオニアは、残念ながらJTに実力で及ばなかったのだ。それが、V・プレミアリーグのセミファイナルラウンド・黒鷲旗の準決勝と、立て続けにJT相手の大一番での0−3の完敗という結果で如実に表れたのだ。

今シーズン、セリンジャー体制から吉田敏明体制になり、パイオニアのバレーは確実に変わった。何より変わったのは、事前に予想されたとおり、ブロックシステムだった。組織的バンチ・リードブロックシステムを採り入れ、リーグ開幕から試合を重ねる毎にそれは完成度を増していき、それは客観的データにもある程度反映された(今シーズンのV・プレミアリーグ、各レグ毎のブロック決定本数の推移に関してこちらを参照のこと)。さらに言えば、ブロックシステムの完成度に寄与したものとして、「データバレー」の重視が挙げられるだろう。バンチ・リードブロックシステムが機能するために、「データバレー」が果たす役割はとてつもなく大きい。

しかし、バンチ・リードブロックシステムが機能するために、「データバレー」とともにもう一つ、必要な要素がある。それは、バレーボール用語集のカテゴリにあるこの投稿で説明したように、「スパイクサーブの重要性」である。これに関して、今シーズンのパイオニアは、間違いなく昨シーズンより後退してしまった。昨シーズンに比べ、下位チームとも接戦の多かった今シーズン。もちろんフランシーやマオ・トモが抜けたという戦力的なマイナス面はあるにせよ、その接戦を勝利するにあたり、これまでのレポでも書いてきたとおり、途中から出場する機会の多かったマミ・ユミ・リエといった、控え選手達の「攻めのサーブ」が劣勢をはね返す契機となった試合が本当に多かった。メグのサーブばかりが印象が強い昨シーズンではあったが、セリンジャー監督の指示の下、レギュラー陣ほぼ全員がスパイクサーブを打つ戦略を採っていた点が目を惹いた。それが今シーズン、「データバレー」を重視するあまり、相手のレセプションフォーメーション上で狙うべき場所に着実にサーブを打つという目的のために、緩めのフローターサーブの一辺倒になってしまった。これが、お互いにプレッシャーのかかる大一番の試合にあって、相手に隙を与える一要因になってしまったことは否めない。特に今シーズンのJTのように、セッターにピタッとレセプションが返れば、両サイドの高速平行を繰り出されてしまうチーム相手には、今シーズンのパイオニアのレギュラー陣のサーブは余りにも弱すぎた。JTに一度流れを掴まれてしまうと、それをはね返すような流れを自チームのサーブから作り出すのは不可能だった。

但しこの「スパイクサーブの重要性」を軽視する傾向は、今シーズンにあってはパイオニアだけに見られたものではなく、他のチームにも共通してみられる傾向であり、実際JTもそうであった(本来強烈なスパイクサーブを打てるケニー選手や谷口選手が、こぞってシーズン中盤からスパイクサーブを封印した)。これは、男子バレーの後を着実に追いかけている世界の女子バレーの戦術の変遷からみれば、非常に憂うべき事態と言える。例えば、昨シーズンからスタートした日韓トップマッチを見ていても、韓国チームの各選手はミスを恐れずにスパイクフロートサーブ(日本で多い、いわゆるジャンピング・フローターサーブではなく、メグのサーブに近い「無回転のスパイクサーブ」)を打っている。確かに「スパイクサーブの重要性」を重視しすぎると、「短期的には」ミスによる失点が増え、目先の試合を落とす結果に繋がる可能性も高いだろう。吉田敏明・寺廻両監督とも、今シーズンについては「目先の結果」のために、このような選択をしたのだと(両監督の戦術を慕う人間としては)思いたい。

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2007年5月 4日 (金)

黒鷲旗ファン感謝デー

当直明けのいつもの(恒例?!)強行スケジュールで、大阪府立体育会館へ向かった。

今年から「天皇杯・皇后杯」の称号が無くなり、大会規模が縮小された黒鷲旗。半世紀以上にわたる伝統があるにも関わらず、その開催時期のためにどうしてもVリーグよりも重みが低いように捉えられがちだが、大阪人のバレヲタとしては「ゴールデンウィーク」と「黒鷲」は切っても切り離せない「一大イベント」であると同時に、「大阪の長い長い夏の始まり」の風物詩でもある。な、なんと大阪の8月の平均気温は、沖縄に次いで全国2位! なのだ(これは小学生の時に、社会科の資料集をパラパラとめくっているうちに、気づいてビックリした事実で、あまりの鮮明の記憶のために今でも覚えている知識だ)。その、暑い暑い大阪の夏は「黒鷲」とともにやってくる。今日の難波も暑かった・・・。

が、しかし、開館予定時間の1時間以上前に到着したが、時すでに遅し・・・。後でネットで確認すると、朝10時にはすでに300人以上並んでいたとのこと。そりゃ無理だわ、仕方ない・・・しかし、先着500人のうちで第1部のシンポジウムに興味があった人ってどれくらいいたんだろう?? ほとんどの人は第2部の全日本選手のサイン会の方が目当てで行ったんじゃない? まぁ、シンポジウムって言ったって、どれ程中身のある話が聞けたかどうかは不明だけど、でもせっかくゼッターランド・ヨーコさんがパネラーで参加してくれていたので、ひょっとしたら柳本監督に鋭い質問が浴びせられたりしないかな? とか期待していたんだけど。どなたか会場入り出来た方、どんな内容だったか教えてもらえませんかーーーっ

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