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2007年2月26日 (月)

京都府立体育館観戦三昧(その1・JT-パイオニア)

第1セット、先にバンチ・リードブロックシステムが機能したのはJT。レオのパイプに3枚ブロックが揃って、見事にシャットし、試合の主導権を握る。そこでセッターの河村選手が、普段打数の少ないセンター陣にある程度トスを回して、両センター(江藤・宝来両選手)がプッシュでパイオニアのコート中央に落とす。そのためパイオニアのブロック陣は的が絞れず。セット中盤で2枚替え(ユキとマイ・リーとユミ)を見せるも、マイがJTのブロックの餌食にあって失敗に終わる。セット終盤に追い上げたものの、終始JTの一方的ペースで25-23とJTが先取。

その流れのまま、第2セット序盤も4-1とJTがリード。しかし、吉田監督の指示を受けてか、JTの前衛アタッカーが2枚の場面で、冷静に前衛レフト(谷口・高木両選手)を狙い始めて両サイドの高速平行をなくすと、途端に今度はパイオニアのバンチ・リードブロックシステムが機能し始め、セット中盤で逆転。第1セットの失敗を受けて、このセットはマイの代わりにマミを使って2枚替えを行い、マミが見事なスパイクでの活躍を見せて、第1セットとはまるで逆の流れとなり、パイオニアの完勝ペース。セット終盤に寺廻監督が、河村選手に代えて竹下選手を投入すると、会場からは割れんばかりの歓声が上がり、その会場の盛り上がりに乗って彼女が見事なディグを見せて、JTが追い上げ体制に入ったが時すでに遅く、25-22でパイオニアが取り返す。

第3セットはJTは竹下選手がセッターでスタート。しかし、そのせいでJTはセンター陣へのトスが極端に減り、第2セット中盤から機能し始めた(ワンタッチを取り始めた)パイオニアのブロックが、このセットは「ブロックシャット」という結果で表れて、パイオニアの一方的ペースとなる。JTはいつものトランジションでのボロが顔を出し、江藤選手が2段トスをトスミスして久保選手に交代させられる。25-17でパイオニアが2セット連取。

第4セット、JTは江藤選手に代わって久保選手・高木選手に代わって位田選手でスタート。こうなるといよいよ両サイドの攻撃のオンパレードとなったが、谷口選手が獅子奮迅の活躍。それでパイオニアのブロック陣がスプレッド気味となったところで、ケニー選手のパイプ攻撃に対してのブロックマークが甘くなり、彼女がきっちり決めてJTが勢いを取り戻す。最後はユウがシャットされて16-25。3位タイで並ぶ両チームの対戦は、フルセットに持ち込まれる。

第5セット、大事な出足でメグのサービスエースが出て、パイオニアが一歩リードしながら一進一退の攻防が繰り広げられる。しかし、コートチェンジの後、メグのライト攻撃を位田選手がシャットして10-8とJTがリードし、流れを掴みかける。ここで吉田監督がタイムアウトを要求。JTリードのままセット終盤となり、レオへの2段トスに頼りたくなるはずのトランジションの場面で、ユキは敢えて冷静にリーのライト攻撃を選択して、JTのブロック陣の的を絞らせない。結果、リーが見事にスパイクを決める。ユウに代えてピンチサーバーにリエが投入され、彼女が谷口選手を徹底的にサーブで狙い、竹下選手はケニー選手のバックセミを選択。ここで、スプレッド気味となっていたパイオニアのブロック陣は、きちんと修正してレオ・アサコの2枚が揃って、見事にアサコがシャットを連発して逆転。マッチポイントの場面でそれまで敢えてトスを上げなかったレオに最後は2段トスを上げて、それを彼女がきっちり決め、15-12でパイオニアのフルセット勝ちとなった。

フルセットの終盤の大事な場面で、敢えて相手チームのバンチ・リードブロックシステムの弱点をつくトス回しを徹底したパイオニアのセッターと、スーパーエースに頼り切ったトス回しをしてしまったJTのセッターの差が明暗を分けた試合だった。

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