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2007年1月28日 (日)

結婚してたの!?(NEC - パイオニア)

本日はスカパー(フジテレビ739)で観戦。

試合途中、いつものようにトモの話になって、彼女が観戦に来ている姿がカメラに映し出されたのだが、彼女の横に男性の姿があり、、、


あっ、あれは確か、アメリカ男子ナショナルチームのヒュー・マッカーチョン監督だよなぁ、、、


などと思っていたら、案の定、解説の長坂アナが彼のことについて触れてくれたのだが、次に驚くべき言葉が発せられた。


えっー!? そうなの!?


な、なんと、彼はバックマン(ウィズ)のご主人だと言うではないか! 
まず、彼女が結婚していたことも知らなかったし、まぁ外国人選手だけに別に結婚していても何の不思議もないわけだが、それにしてもお相手が男子ナショナルチームの監督だったなんて!
(この辺の情報は、いつも外国勢の情報源として信頼している「女子バレー三昧」にもさすがに書かれていなかったので、かなりビックリした。)

昨日の京都府立体育館で初めてウィズのプレーする姿を見たが、総合的な力については正直、フランシーには劣ると思う。でも昨日の東レ戦さらに今日のNEC戦を見て実感できたことは、彼女がとても真面目で、しかもとても「明るい」選手だということだ。今日の第4セットで初めて彼女をユウに代えてスタメンに使った吉田監督だったが、今日のスタートローテーションのマッチアップの形からすれば、NECの前衛アタッカー3枚のローテーションにユウを当てる戦略だっただけに、そこでユウに代えてウィズでは、正直厳しいだろうと思ったら案の定の結果だった。それでも気分を害さずに、第5セット終盤に昨日からの使われ方の通り、2枚替えで登場して、見事にブロックを決めて何とも「明るい」喜びようを示してくれた姿を見て、「あぁ、いい選手が来てくれたな」と心から思えた。今のパイオニアにとって必要な戦力は、劣勢の場面でコート内の雰囲気をガラッと変えることの出来るような「明るさ」を持った選手だ。

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妄想・・・@京都府立体育館(パイオニア - 東レ)

京都府立体育館にて、、、試合開始1時間以上前に入ってみると、コート全面を使って東レが練習を行っていたのだが、、、


ん? 合同練習!?


よーく見ると、そんなはずはなかったのだが、なぜそのような誤解をしてしまったのかと言えば、、、
実は、東レの選手達やスタッフ陣が着用していたウインドブレーカーのデザインが、どう見ても「それってパイオニアのパクりやろ!」というものだったのだ! 何か不思議な気分、、、なんかやっぱりパイオニアのデザインだと似合わないなぁ、という選手が多い中、次の瞬間に目がいったのは(パイオニアに入りたがっていたと報道されている)木村沙織選手、、、


結構、似合ってるやん・・・


思わず、彼女がパイオニアに入団していたなら、、、などと妄想が膨らんでしまった、、、


こぼれ話はこの辺にしておいて、試合の内容に話を移すと、、、
吉田新監督の頭の中に、着実に各チームのデータが蓄積してきているな、という印象が色濃く出た試合だった。

パイオニア同様、2連敗のスタートとなった今シーズンの東レ。3試合目からオポジットの木村沙織選手を表レフトに配して、5連勝を飾っていた。彼女をレフトに配したことによるデメリットは、セッターが前衛のローテーションにおいて、バックアタックが使えないために攻撃枚数が2枚になってしまうことである。即ち、セッターが前衛の3ローテーションとセッターが後衛の3ローテーションで、実は攻撃力に大きく差が出来るという「弱点」があるのだが、これまでは表レフト即ち、攻撃力の弱い3ローテーションのうち2ローテーションで前衛となる木村沙織選手の、卓越した「個人技」によってそれをカバーしていたはずなのだ。

しかし、所詮「個人技」は「組織プレー」には敵わない。吉田新監督の指導の下、ついに組織的バンチ・リードブロックを採り入れたパイオニアが、上述の弱点を持つ東レに対してどう戦えば良いか? これは教科書的な問題である。
そう、東レの前衛アタッカーが2枚のローテーション(セッターが前衛のローテーション)で、前衛レフトのプレーヤーをサーブで徹底して狙えばいいのである。即ち、木村沙織選手が前衛の場面で、彼女に取らせるようなネット際に落ちる緩いサーブを徹底して打てば、彼女が高速のレフト平行を打つことは不可能となり、バンチ・リードブロックの「思うつぼ」となる。この日のパイオニアは、この戦略を徹底して実践し、そして彼女の攻撃を完膚無きまでに封じ込めた(彼女のアタック決定率は何と8.7%!)。さらに、その戦略の意図は、この日がV・プレミアリーグのデビューとなった、バックマン(ウィズ)の使い方に象徴されていた。この日のパイオニアは、東レのスタートローテーションと各ポジション同士の選手が完全にマッチアップする形でスタートローテーションを決めており、即ち、東レが前衛アタッカー2枚の場面でパイオニアも前衛アタッカーが2枚となる形となっていた。第1セット序盤、レセプションを乱されてリードを許したパイオニアだったが、セット中盤でリーとユミ・ユキとウィズを交代させる2枚替えを行った。これによって、東レが前衛アタッカー2枚の場面で、パイオニアは前衛アタッカー3枚の状態となり、しかもレフト(メグ・レオ)・センター(アサコ・ユウ)と193cmのウィズによる3枚ブロックを作り上げる形となった。この3枚で組織的バンチ・リードブロックが機能すれば、前衛アタッカー2枚では歯が立つはずもなく、あっという間に連続ポイントで逆転。木村沙織選手だけでなく、東レのウイングスパイカー陣は悉く潰され、そこで勝負あった。

記録上ではパイオニアのブロックは9本(セット平均3本)程度に過ぎなかったが、東レのウイングスパイカー陣がそれ以上の驚異を感じていたのは、コート外から見ていても手に取るようにわかり、まるで全日本女子が世界の強豪国と戦っている姿を見るようであった。パイオニアの組織的バンチ・リードブロックと、それが機能するために欠かせないデータバレー、さらにブロックシステムと連携すべきサーブ戦術は、予想以上にかみ合ってきていると言っていい。

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2007年1月22日 (月)

どなたか教えて下さい(パイオニア - デンソー)

パイオニアの途中出場の控え選手達(マミ・リエ)の活躍は見事だった。記録上は何の記録もついていないが、第3セット終盤にユキのピンチブロッカーとして出たスーも、メグをライトブロッカーとして跳ばせたうえで、トランジションでセンターのユウにトスアップをさせてライトからメグに打たせる、というための重大な役割を果たしていた。レオもいつも通り、デンソーの櫻井選手の素晴らしいディグにはかなりやられたものの、常に191cmのモレタ・ケニア選手とマッチアップ(レオが前衛の際に、常にライトブロッカーがモレタ・ケニア選手となる)させる戦略の中で、ほとんど彼女にシャットアウトもされずに、劣勢の苦しい場面や終盤のここぞというところで確実に決めていたのも見事だった。

それにしても、デンソーのブロックは今ひとつよくわからない、、、。まず第一の謎は、ブロックシステム。バンチ・リードをやろうとしているのかと思いきや、完全にコミットになってしまって、中央での時間差をノーマークにしてみたりしている。次にブロックの跳び方。明らかに各選手がネットから離れて構え、そこからブロックに跳びにいっている。あれは明らかに「意識して」やっている。先々週の久光戦でのテレビ中継では、眞選手のクセなのか? と思ったが、彼女だけでなく井上選手や横山選手、矢野選手も行っている。その意図するところは?? 私には残念ながらわからない、、、。考えられるとすれば、ネットに対して平行に助走して跳ぶのではなく、ネットに向かって垂直方向に助走して跳ぶ形のため、2枚ブロックの間があきにくい、という意味はあるかもしれないが、、、。しかしあれでは、相手チームに早い速攻を繰り出された場合、たとえ反応できても全て「吸い込み」に終わるだけだ。サイドの攻撃一辺倒のチームには強いかもしれないが、ある程度「高くて早い」速攻を繰り出せるセンター陣がいるチームに対して、あのブロックシステムで勝とうというのには、無理がありそうだ。

それでも、今のところデンソーが4勝を挙げているというのは、それだけ現在のV・プレミアリーグ女子チームの中に、「高くて早い」速攻を打てる選手が少ないことの象徴なのかもしれない、、、。その意味でも、ユウの活躍ぶりは日本の未来にとって重大な意味を持つと思う。

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2007年1月17日 (水)

"デディケート"とは?

デディケート "dedicate" とは?・・・組織的なブロックシステム戦術においては、ブロッカー3枚がどのような「位置取り」で相手チームの攻撃システムに対して対抗するのか? が重要となる。その「位置取り」を表す用語にバンチ "bunch" スプレッド "spread" スタック "stack" などがあり、それらについては既に説明済みだが、同じ範疇の用語としてデディケート "dedicate" がある。デディケート "dedicate" とは「(何かに対して)(自分の神経などを)集中させる」といった意味であり、ブロックの場面においては「相手チームの攻撃」に対して「マークを集中させる」という意味となる。具体的には、相手の繰り出す「全ての攻撃」に対して「均等に」マークするのではなく、相手の繰り出す攻撃のうちの「特定の攻撃」に対して「マークを集中させ」る(逆に、それ以外の攻撃に対してはマークを甘くする)ような「位置取り」を取ることを表す。

現在の世界最先端の戦術を繰り出すブラジル男子ナショナルチームが、このデディケート "dedicate" を徹底して採っていることについては、レゼンデバレー(その3)を参照のこと。

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2007年1月16日 (火)

"トランジション"とは?

トランジション "transition" とは?・・・いわゆる「切り返し」のこと。バレーボールは連続的に攻守が切り替わるスポーツであり、スパイク攻撃(オフェンス)を行う前には(特殊なケースを除いて)必ず守備(ディフェンス)の場面がある。守備の場面は2種類あって、相手チームのサーブに対するレセプションの場面と、相手チームの攻撃に対するディグの場面である。ディグの直後に攻守が切り替わって自チームの攻撃に繋げるまでの展開をトランジション "transition" と言う。

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2007年1月10日 (水)

NHK BS1観戦(久光製薬 - デンソー)

ビデオで観戦、、、。

昨シーズンに引き続き、3戦目にしてようやく初勝利を上げたパイオニアが、今週末に対戦する久光製薬。果たして、付け入る隙はあるのか? その観点で見てみた。

ケニア選手がいなくなったことで、トス回しが元来の久光らしい形に戻って、センターの先野・大村両選手の打数が増えて、両レフトの狩野・フェヘイラ両選手も同じようなタイプの選手で、確かにバランスは良くなった。従って「死角はない」ように見えるがその代わりに、昨シーズンの久光が準優勝に輝いた最大の要因となった「バンチ・リードブロック」と、その後のトランジションでの決定力の高さが、影を潜めている印象が強い、、、。

尼崎での開幕戦を見て、武富士がハニーフ選手が今シーズンも来てくれるものと考えてフォーメーションを組んでいたように見えたのと同じく、恐らく真鍋監督もケニア選手が当然来てくれるものと考えてフォーメーションを組んでいたのは間違いない。ファーストタッチをセッターが行った場面で、オポジットに配されている成田選手がトスを上げにいく戦術が、昨シーズン以上に徹底されている。確かにそれを見事にこなす彼女の技術は素晴らしい。確かに素晴らしいが、彼女は「オポジット」であって「リベロ」ではない。例えば、彼女が前衛でセッターが後衛の場面で、セッターがファーストタッチを行った場合に、「オポジット」の彼女がトスを上げにいくとすれば、いったい誰がスパイクを打つのか? そう、チャンスボールが返ってきたトランジションならともかく、普通のトランジションの場面では、彼女は前衛・後衛にいる両レフトにトスを上げるしかないのである。その場面で、当然想定されていたのは、あの「圧倒的に決定力のある」ケニア選手がレフトにいる、ということであったはずだ。

確かに、狩野・フェヘイラ両選手は安定している。しかし、彼女たちの特にバックアタックの決定力は、決して高いものとはとても言い難い(あくまで、ケニア選手と比べて、という意味合いが大きいが、、、)。レセプションが多少乱れても、センター線が使えて、その決定力が高い点は強みであるが、それが決まらずにラリーに持ち込まれた場合に、急速に決定力が下がる点が弱点である。逆に、久光にサーブ権がある場面で、昨シーズンならば相手チームの攻撃に対して、バンチ・リードブロックでワンタッチさえ取れば、それを1点に繋げる確率はかなり高かったが、今シーズンはそうとは言えないであろう。昨シーズンの決勝では、パイオニアは前衛のケニア選手にフェイントボールを拾わせて、トランジションで後衛の落合選手の苦し紛れのパイプ攻撃を使わせる戦略を採って成功したが、同じ戦略を採る余地が今シーズンの久光にもありそうだ。まだまだエンジンのかかっていない(あるいは空回り?)パイオニアであるが、意外といい勝負は出来るかも? という気がしてきた。

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2007年1月 8日 (月)

GAORA観戦(久光製薬 - NEC)

誰がどう見ても、最も強力な戦力補強を行ったと言える、今シーズンの久光製薬。リーグ開幕直前になってケニア選手の来日が実現しないことが判明したというマイナス面はあるにせよ、どう考えても「死角が見あたらない」わけで、それはNEC戦の結果で如実に表れた。ケニア選手の圧倒的な攻撃力がなくなった代わりに、比較的早い攻撃を得意とする狩野・フェヘイラ両選手でレフト対角を組むことで、攻撃のバランスが非常に良くなり、また狩野選手の加入で成田選手の守備面での負担も減ったような印象だ。昨シーズンまでは "ベテランカルテット" の鶴田・先野・大村・成田4選手を軸に、若手の落合選手を操りつつ、逆に彼女の元気・明るさでチームを盛り上げる、というチーム構成であったものが、今シーズンは「新」"ベテランカルテット" の先野・大村・成田・狩野4選手を軸に、新セッターの橋本選手を操る、といったチーム構成にすり替わった形だ。リベロの佐野選手までもが加入し、昨シーズンの不動のレギュラーであった落合・吉田あい両選手が、正直言って「居場所すらない」印象、、、まだ2戦しか終わっていない段階だが、先野・大村・成田の3選手(特に、実は控えの手薄なセンター陣の2人)にアクシデントが発生しない限りは、4強入りは確定だろう。

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GAORA観戦(JT - 日立佐和)

雪が舞う中、夜中から職場に呼び出しがあったりして、あまりじっくりとは観戦できなかった。

JTは2セット目までは、昨日のパイオニア戦での勝利の勢いそのままに、安定したレセプション・ディグからのトランジションでの早いサイド攻撃で得点を重ね、ストレート勝ちの流れであったが、案の定第3セットに入ると徐々に日立佐和のサーブにレセプションが崩され始め、寺廻戦術の要とも言える高木選手を第4セットから代えざるを得なくなって(代わりに入った位田選手も頑張ってはいたが)、俄にガタガタと崩れていった。センターの宝来・江藤両選手がラリー中のトスアップでは頑張っているものの、如何せんトスがサイドに集中しすぎていて、センター陣の速攻があまりに少なく、リーグが進むにつれデータが集まり出すと今のウイングスパイカー陣では苦しいかもしれない。寺廻監督になって最も変わった谷口選手が、どこまで踏ん張れるか? がやはり鍵であろう。助っ人ケニーの力は本物と見て良さそうだが、彼女一人で勝ちきれる程のチーム力はまだなかったようだ。

それにしても、日立佐和の佐田選手はどうしたのだろう???
(実は、隠れ佐田樹理ファンだったりする(爆))

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2007年1月 7日 (日)

V・プレミアリーグ(2006/07シーズン)開幕(その2)

第2試合:JT - パイオニア

パイオニアの「配列」も昨シーズンと異なり、「表」レフトにレオ・「裏」レフトにメグ(コウ)が配される形であった。レセプションは、メグが基本的に参加しない形で、怪我から復帰したばかりの彼女の負担を減らすという意味合いであったのだろうか?

第1セットは、吉田新監督が目指してきたバレースタイルが、ものの見事に体現された。ユウを中心にきっちりリードブロックでワンタッチを取り、トランジションでユウが見事なトスアップを見せ、レオがきっちり決める。あるいは、ファインレシーブで上がったボールを、リベロのリエがコート外からジャンプトス(!)でパイプ攻撃のトスを上げて、メグがそれを決める。リエについては、ディグに関しては以前から定評があったため何の心配もしていなかったが、問題はレセプションをどの程度こなせるか? が鍵と考えていたが、それについてもまずまず及第点を与えられる活躍を見せていた。正直言うと、予想外の完勝であった。メグについても、足については多少庇いながら無理しないようにプレーしているように見えたが、予想以上に復調している印象で、相変わらずサーブは見事であった。

第2セット途中までは、やはり何だかんだいってもパイオニアの勝ちか? という雰囲気が漂い始めた中で、セット中盤にユキの足にアクシデントが生じる。いったんユミと交代するも、すぐにまたコートへ戻ってこられる程度であったが、このあたりから何となくイヤな雰囲気が流れ始める、、、。それでも先に20点に乗せてリードを保つも、セット終盤にメグが連続してブロックシャットを食らって逆転され、一気に流れがJTに傾く。それまでも、JTはパイオニアの繰り出す強打に対して見事なディグを見せていたが、流れが傾いたその場面でレオの強烈なバックアタックに対して見せたファインレシーブが、そのままパイオニアコートに落ちて勝負あり。メグは連続ブロックシャットを食らってからは、明らかに自信を失ったようなプレースタイルとなり、彼女へトスすら上げられない状態となる。こうなっては、パイオニアとしてはパイプ攻撃が見せられなくなるために、攻撃システムが組み立てられなくなる、、、。何とかアサコ・ユウのセンター陣が踏ん張って、流れを切ろうとするが、それまで打てばほとんど決まる状態だったレオまでもが、JTのレシーブ陣に悉く拾われてしまって、トランジションでの攻撃の決定力がなくなる。徐々にサーブも弱くなり、JTはほぼ完璧なレセプションを展開。パイオニアは完全に負けパターン。ベテランが多いパイオニアは昨シーズンもそうだったが、選手達の経験がありすぎることが災いして「負けパターン」だと感じてしまうと、自分たち自身でその流れに逆らおうという気力が出てこない。昨シーズンの決勝は、そこでメグがある意味「精神的柱」となって、チームの士気を高めていたが、メグの自信が失われたこの試合では、立て直しがきく道理がない。ようやく4セット目になって、彼女に代えてスーが入り(それまでのセットも2枚替えなどで出場はしていたが)、充分Vリーグで通用しそうなスパイクを見せてくれたのが救いだった。

例年のパイオニアに比べて、今年はレギュラー陣、特に "ベテランカルテット" の4人の仕上がり具合が「早すぎる」ぐらいの調子で、それは悪いことではないのだが、、、スーを筆頭にユミらの若手も(ガッツもユウに代えてピンチサーバーで何度も登場し、特に完全に負けムードだった第3セット後半では、彼女のサーブで連続得点を稼いで、一時は逆転までこぎつけた)決してレギュラー陣と比べても(経験はともかく)遜色ない力はつけてきているのは証明されたと思うし、ユウ・リエについては全く問題ないわけなので、今シーズンはしばらくメグは休ませて、スーら若手中心で臨んでも悪くないと思うのだが、、、。

一方、JTは新外国人のケニーについては、JT史上初めての「当たり」の外国人助っ人となりそうだ。オポジットに入ってはいるが、レシーブセンスも良く、以前東レにいたアダムス選手のような、チームの精神的柱にもなり得る選手だと思う。さらにようやく寺廻監督のやりたいバレー戦術が明確に選手達に伝わった印象で、特にリードブロックのあとのトランジションの攻撃システムに、かなり力を入れて練習してきたのがよくわかる戦いぶりで、もちろんトランジションでは、セッターがファーストタッチを行った場面では宝来・江藤両選手が2段トスを上げる戦術を徹底していたし、セッターがトスを上げられる場面では高速平行トスを高木・谷口両選手を徹底して打っていた(私の勝手な推測だが、熊前選手は今の寺廻監督の構想からすれば、ある意味「戦力外通告」であったかも? と思える)。但し、この日の特にディグは「出来過ぎ」であった印象が強く(毎年JTは、年に数試合こういう奇跡的ディグが炸裂する試合がある)、また、試合途中から(パイオニアの負けパターンに入ってから特に)相手チーム(パイオニア)のサーブが弱くなってしまったことに助けられたのは事実であり、今後リーグを通じてこの試合ほどのレセプションを見せられるかどうか? に関しては微妙である(谷口選手のレセプションが鍵である)。

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V・プレミアリーグ(2006/07シーズン)開幕(その1)

何とか予定通り、尼崎に辿り着くことが出来た。
我がパイオニアレッドウイングスは、残念ながら開幕戦を勝利で飾ることは出来なかったが、本日の尼崎会場で試合をした4チームを見ての感想だが、今シーズンは通常よりも開幕時期が遅かった割には、どのチームもまだまだ「試行錯誤の段階」だな、ということだ。

第1試合:武富士 - 東レ

エステス(旧姓アルタモノワ)選手をどう使うのか? が最も私の興味を惹いた部分であったが、裏レフトに配されていた。代わりに昨シーズン裏レフトとして特にリーグ序盤で大活躍を見せた吉澤選手は、オポジットに配されるフォーメーションであった。イメージとしては、裏レフトにケニア選手を配しオポジットに成田選手を配していた、昨シーズンの久光製薬に似ている感じとなるが、その実は全然異なり、リベロ(和久山選手)とオポジットの吉澤選手と「裏」レフトのエステス選手でレセプションを行う、即ち「表」レフトの足立選手がレセプションを行わない、いわば "スーパーエース" 的な扱いとなるフォーメーションとなっていた(昨シーズンの久光の場合は、「裏」レフトのケニア選手がそれに相当していた)。そのため足立選手が後衛に回ると、基本的に彼女はレセプションフォーメーションから外れて、バックアタックを打つフォーメーションとなっており、実際に何本か彼女のバックアタック(バックライトからあるいはパイプ攻撃)を見せていたが、そもそも彼女はテクニシャンタイプのプレーヤーであり、強力なバックアタックを打つタイプではないため、さほど有効なフォーメーションとは思えなかった。さらには、昨シーズンと異なり、レセプションの要である吉澤選手をオポジットに配したために、セッターが後衛センターのレセプションフォーメーションで「女子型」のフォーメーションを取らざるを得ず、さらに運悪くそのフォーメーションで唯一、足立選手が後衛にいながらレセプションを行わざるを得なくなっていたため、その際に前衛レフトにいるエステス選手へのレフトオープンへ上げざるを得ない苦しい形となって、実際東レに奪われた第2セットは、そのローテーションでセット序盤に連続失点を喫して取られてしまった、、、。

恐らく武富士は、今シーズンも本当はハニーフ選手に来てもらいたかった、あるいはその目論見でフォーメーションを組んでいたのではないだろうか? それが叶わなかったために、急遽「配列」を修正している段階のように思えた。レセプションをこなせるエステス選手が加わることになって、レセプションを苦手とする足立選手をレセプションから外すこと、を第一に考えて今の「配列」を選んだのであろうが、結果的には上述の弱点に加えて(実際にエステス選手が昨シーズンの久光のケニア選手並みの攻撃力を発揮できれば、さほど問題ないと考えているのかもしれないが、まだ開幕戦を見る限りは恐らく彼女の「試合勘」がまだ戻っていない印象で、本来の(かつての?)力は発揮できていなかった)、昨シーズン武富士が上位進出を果たした原動力にもなった、2つの違う種類の攻撃パターン(足立・吉澤両選手への早いレフト平行と、ハニーフ選手への2段トス)を上手く試合中に使い分けて戦うという形も、吉澤選手がオポジットに配されていることで、見せられない形となっていた、、、。

昨シーズンから本格的に取り組んでいる、組織的リードブロックについては、内藤選手及び途中から出場した石川選手を中心に見事に機能しており、その点は評価できたが、「配列」については恐らくまだ「試行錯誤」の段階なのであろう、、、。

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2007年1月 2日 (火)

バレヲタのDNA!?

明けましておめでとうございます。
本年も suis annex 及び suis annex weBLOG を宜しくお願いします。

昨日は久々に実家に帰り、父とバレー談義を交わしてきました。大山加奈選手の大ファンであるうちの父は、てっきり世界バレーは見ていないのかと思いきや、、、

・木村(沙織選手)は、確かに巧いかもしれんけど、あんなに体ひねって打つことばっかりやって全力で打たんかったら、絶対本番(オリンピック)じゃ決まらへんわ。高橋(みゆき選手)もそうやけど、今は外国勢はわざと2人に決めさせて、しっかりデータ取ってるだけやって。本番になったらきっちりブロックなりレシーブで拾ってくるわ。昔のソ連がそうやった。生沼っていう選手がおってなぁ、日ソ対抗では面白いように速攻決まってたんやけど、、、(以下、長いので省略)
・小山(修加選手)も、ジャンプはようするけど、まぁなんていうか、要するに竹下(佳江選手)のトスではあかんわ。竹下(選手)は、技術は確かに持ってるけど、各アタッカーの持ち味を生かすようなトスを上げるタイプやなくて、自分のペースでトスを上げて、それを打てなきゃアタッカーの責任みたいな感じのセッターやからな。それで速いトスが打てないとなると、アホみたいに高いトス上げとけばそれでええやろ、みたいな感じのトス上げて、、、あんなん打てるわけないわ!
・決勝は見たで! シャチコワはすごいな! 女子のシャチコワ、男子はポーランドのシフィデルスキー、あの2人は気に入った!

さすがは、我が父親、ちゃんと見てるわ、、、この父親にして私あり! と久々にバレヲタのDNAを再実感した1日でした。

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