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2006年11月11日 (土)

(世界バレーPool F)ドイツ - ブラジル(その1)

本日一番の注目だった、ドイツとブラジルの対戦は、予想外にあまりにもあっさり終わってしまったため、今日は明日に備えて体力温存のために、残りの2試合は見ないですぐに会場を後にした。

ブラジルは本気だった。何が本気かと言えば、まずはスターティングメンバー。レフトにサッサ(表)・ジャケリネ(裏)、センターにヴァレウスカ(表)・ファビアナ(裏)、セッターにフォフォン、オポジットにシェイラの配列で最初からスタートした。しかも、ドイツのスタートローテーションにあわせて、いつものスタート位置から(スタメンの中で身長の最も低いセッターの選手にちょうどオポジットのシェイラが当たるように)「ずらして」きたのだ! どうやら、ドイツの3枚ブロックを多用する堅実なリードブロックシステムを切り崩すため、ドイツのセッターが前衛にいる、3枚ブロックに弱点があるローテーションで、ブラジルは前衛アタッカー3枚の状態にしようという作戦のようだ。こうなると逆にブラジルにとってもブロックが弱くなる、セッターのフォフォンが前衛の時に、相手のドイツが前衛アタッカー3枚の状態になるわけなのである意味リスクを伴う戦術だが、ブラジルとしては前衛アタッカー2枚の状態であっても、後衛センターのパイプ・後衛オポジットのバックライトからのバックアタックを自由自在に使えるため、何とか五分五分ではしのげるという自信があるからこそ採れる作戦であろう。

スタート早々、ブラジルにとってはリスクである、前衛アタッカー2枚の状態が続くが、お互い試合開始早々の手探り状態ということもあり、予定通り4−4の同点で何とかしのぐ。その場面でドイツにとって今日の試合を勝つための一番の鍵であるブロックが見事に決まったか? と思ったその時、タッチネットの反則でブラジルが5−4とリード。そのミスがドイツにとっては手痛いミスとなり、そこからサッサのサーブでドイツのレセプションを乱して、ブラジルが連続得点。ギマラエス監督の恐らく狙い通りに、ドイツのセッターが前衛の場面で両サイドを意識させた攻撃でドイツのリードブロックを切り崩し、会場のブラジル応援団の熱烈な声援とともに、完全にブラジルが勢いに乗ってしまう。こうなると、国際大会での試合経験の少ないドイツの選手達は完全に会場の雰囲気に「呑まれて」しまって、スパイクにも思い切りがなくなり、サーブもミスを連発、、、。ギマラエス監督の戦術にすぐに気づいたドイツのグイデッティ監督は、セット途中で2枚替えを行って、表・裏を完全に入れ替えるが、時すでに遅し。ドイツにとって不利な微妙な判定が重なったこともあって、キャプテンのグリュンが再三主審に呼ばれ、イエローカードをもらう羽目にもなり、コート上の雰囲気も悪くなる一方。あっさりブラジルが1セットを奪う。

第2セット、やはりドイツはブラジルのスターティング位置にあわせて、自チームのスタートローテーションをずらしてくる。序盤は第1セットの流れのままブラジルがリードするも、ようやくドイツの選手達にもグリュンはじめ落ち着きが戻り、徐々にセット中盤から本来のドイツの堅実な3枚ブロックが実を結び始める。接戦のまま20点以降の競り合いに突入し、1点差に追い上げて迎えた22-23の場面で、相手のレセプションを乱してブロックでしとめたか! と思われた場面で、またもドイツには不利な微妙な判定でブロックアウトとなり、ブラジルがセットポイント。そのまま25-22でブラジルが第2セットもものにする。ドイツとしては、ブラジルの多彩な攻撃に対しても、3枚ブロックを多用する組織ブロックが、ある程度は機能するのだが、そこで取ったワンタッチボールを上手く繋いでも、そのあとのトランジションでの攻撃にいまいち決定力がない(これは、オランダ戦同様)。その上、ファビアナの速攻には全く対応できない、、、。

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