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2006年11月11日 (土)

(世界バレーPool F)ドイツ - ブラジル(その2)

第3セット、 ブラジルはドイツのブロッカー陣がファビアナに対して若干コミット気味になってきているのをきっちり確認し、第1・第2セットには全くなかった中央付近での時間差攻撃(ファビアナの一人時間差・センターとシェイラのダブルクイックなどを絡めながら)を多用し始めて、それが見事にドイツコートに突き刺さる。完全にブラジルが乗ってしまった! 最後はセット後半に途中出場となったパウラが3枚ブロックを見事に破って25-15、ブラジルの完勝!

今日の試合を一言でまとめるなら、ブラジルとドイツの「国際大会での出場経験の差」がもろに出た形だ。試合中、ドイツの選手がサーブを打つ際には、ブラジル応援団のブーイングが会場中から木霊していた。その雰囲気に完全に「呑まれていた」ドイツの選手達、、、。ドイツが今後世界のトップに本当の意味で仲間入りするためには、そういった雰囲気の中でも自分たちを見失わずに、いかに平常通りのプレーが出来るか? これが必ず要求される。例えて言えば、今日のドイツは今大会で全日本に負けたトルコや(今日の)セルビアと同じだ! この雰囲気に慣れない限り、日本で今後も開催され続けるであろう主要国際大会で、全日本にも負ける可能性が高いだろう。

しかし、全日本がそこで重ねた勝利は、本当に大事なオリンピックの舞台での勝利を決して保証するものではないということを、日本のファンは忘れてはならない。日本の(にわか)ファンの方々は、マスコミによって作り上げられた、「幻想の」国際試合の舞台である、全日本の試合しか目にしていない、というか、マスコミの戦略によってそれしか「見せてもらって」いない。その舞台で外国勢が見せる姿は(今日のセルビアが象徴的だが)、決してそのチームの実力ではない。実際、アテネでの全日本の戦いぶりを見た方なら、その全く逆の立場の姿をまざまざと見せつけられたはずだ。

そこで、是非とも言っておきたい。日本のファンの皆さん、Bサイト(全日本のいないグループの方)の試合会場に是非とも足を運んで頂きたい。チケット発売当日に並んでチケットを買う必要もなく、当日券で余裕で入れる上に、チケット代もAサイト(全日本のいるグループの方)の試合よりも安い(はず)。神戸は3,000円でエンド側の3列目ぐらいに座れたし(実際には席がガラガラなので、もっと安い、アリーナ自由のチケットでも、同じような席に座れる)、今日の大阪は少し値段は上がったが、それでも5,000円でエンド側最前列に座れる。値段だけ見れば「高い」と思うかもしれないが、それで世界の「本当の」トップレベルのバレーが4試合も見られるのである! 世界のトップレベルのバレーを生で実際に見れば、「日本がまだまだレシーブ能力は世界でトップレベルだ」とか「高さがなくても、相手の強打を拾って拾って拾いまくれば、相手はミスをしてくれるはずだから勝機が生まれる」などというバカげた発想は吹き飛ぶはずだ(ミスを誘うのは、全日本の奇跡的なディグによるのではなく、試合会場の異様な雰囲気によるものだ)。

話がちょっとずれてしまったが、、、ここにきてのブラジルの集中力はさすがだ! いよいよ明日はロシアとの全勝対決! 明日も生で観戦予定。

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コメント

こんにちは。
私は試合会場には行けないので、スカパーにて試合を観戦しています。
プールFはどのチームも世界のトップ4に今後入れそうなレベルでプレイをしていますよね。
特にオランダとドイツチームにびっくりしています。
それに比べて、日本がいるプールEの日本戦。
コレが本当に世界選手権レベルの試合なのか??と素人ながら思ってしまいます。

高橋みゆきと木村沙織選手にたよったバレーで、今後どこまでこの状態を保つ事ができるのか不安になります。


管理人さんのブログをたくさんの人が見て、今の日本はメディアが作り上げた虚像であることを、多くの(にわか?)ファンに気づいてほしいと思います。私もですが。うふ

p.s ゼッターランドさんの解説はたまにくどいんですが、的確に問題点をつついてくれるので大好きです♪

投稿: 町子 | 2006年11月12日 (日) 14時39分

>町子さん

こんばんわ。

私も今大会のオランダの大躍進にはホントにビックリしました。
なんせ、去年のワールドグランプリで見たときは、失礼ながら「なんてド下手なチーム(選手達)なんだ、、、」という印象でしたが、「わずか1年でこんなに変われるんだ!」という良い見本でした。特に、この大会の中で1試合ごとに明らかに成長していったのが手に取るように分かりました。フリールはじめとして、まだまだ若い選手が多いので、全日本相手の「異様な雰囲気」の中での試合では力を見せられませんでしたけどね。でも、全日本と対戦して間違いなく「フリールファン」は相当に生まれたと思いますが(笑)、、、オランダ戦が地上波で放送された、15日の夜9時から、爆発的にこのブログのアクセス数が増えたんです! アクセス解析を見ると、どうやら「オランダ・フリール」で検索されてるんです(爆)

また、ドイツも見事なバレーを見せてくれました! あのドイツが9位以下に沈むなんて、、、今大会のバカげた予選グループ分けの一番の被害者がドイツであることは間違いないですね。でも唯一センターのフュールストが見事にブロック賞を獲得してくれました! 立派です!

p.s.: ゼッターランド・ヨーコさんの解説は、確かにワンプレーワンプレーに対してなされるわけでないので、バレー観戦初心者のファン向きでないのは確かですが、ただ何となく試合を見る分には「実況や解説など必要ない」玄人ファンにとっては、前田 健さんと並んで、最も「的確」かつ「世界トップレベルの」視点を提供してくれる解説者ですよね。それと、このお二人とセットで実況することが多かった下田 恒幸アナも、「よくバレー知ってるなぁ」と感心させられる実況ぶりでした。是非多くの日本のファンに、このスカパーの放送を見てもらいたいと一心に願うばかりです。

投稿: T.w | 2006年11月17日 (金) 22時49分

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