« (世界バレーPool C)オランダ - アメリカ | トップページ | (世界バレーPool C)ブラジル - オランダ(その2) »

2006年11月 3日 (金)

(世界バレーPool C)ブラジル - オランダ(その1)

何とか無事に木曜日の仕事を乗り切り、グリーンアリーナ神戸まで観戦に出かけることが出来た。

ブラジルのスターティングメンバーは、レフトにマリ・ジャケリネ、センターにカロリネ・ヴァレウスカ、オポジット(ライト)にシェイラ、セッターにカロウ、リベロにファビと、少しいつものメンバーとは変えてきた。世界バレーは17日間の間に(決勝までいくとすると)計11試合をこなさなければならない長丁場であり、2003年のワールドカップでブラジル男子ナショナルチームが見せたように、レギュラーメンバーを固定せずに12人の選手を均等に使うことが、大会を勝ち抜くために重要な鍵となる。男子も女子も関係なく、ほぼ同じ戦術で強化を進めているブラジルナショナルチームだけに、恐らくギマラエス監督としては、決してオランダを「なめた」わけでなく、上述の意味合いから本日のスターティングメンバーをこう選択したのであろう。しかも、普段は表レフトにマリ・裏レフトにジャケリネを起用することが(この2人でレフト対角を組む場合は)多かったものを、敢えて本日は逆に(表レフトにジャケリネ・裏レフトにマリ)していた。メンバー誰もが「どのポジションでもこなせる」ことを理念とする強化法ゆえに為し得る戦術であろう。

一方のオランダは、おとついのアメリカ戦同様、サーブで徹底して相手のウイングスパイカーを狙う戦術を採り、(もともとはスーパーエースであっただけに)レセプションを苦手とするマリを潰しにかかってきた。それが功を奏し始めたのが第2セットの途中。それまではやはり実力で上回るブラジルが終始リードする形で、第1セットも難なくものにし、第2セットも同じ調子でリードしていたのだが、レフトのスタムのサーブでマリが完全に潰された。たまらずギマラエス監督はマリに代えてサッサを投入するも、レセプションは立て直せず、連続失点で一気に逆転される、、、。いよいよ困ったギマラエス監督は、サッサを再びマリに戻すも、何とマリはオポジットのシェイラと同様にレセプションフォーメーションからは外れてバックアタックの準備に入り、そのローテーションで前衛レフトだったジャケリネとリベロのファビの2人だけでレセプションをさせるという、何とも苦し紛れの対策を取った、、、。 ブラジルが戦術的にここまで追い込まれる姿を見るのは、最近では極めて珍しい。そのローテーションで結局何点連続で失点したのだろう? こうなってしまうと、マリはコートに戻ったとは言え、精神的に完全に参ってしまっているため、トスが上がるはずもなく、すなわちパイプ攻撃はないものと考えてブロックシフトを敷けばよくなり、オランダのブロックが炸裂し始め、そのまま第2セットをものにする。

第3セットになり、困ったブラジルはパウラをレフトに投入するも、流れは変えられず。会場の大部分を占めていたと思われるオランダファン(正確に言えば、フランシーファン(爆))のウェーブも飛び出し、異様な雰囲気に包まれながら、オランダが第3セットも競り合いをものにする。

|

« (世界バレーPool C)オランダ - アメリカ | トップページ | (世界バレーPool C)ブラジル - オランダ(その2) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/105977/12541835

この記事へのトラックバック一覧です: (世界バレーPool C)ブラジル - オランダ(その1):

« (世界バレーPool C)オランダ - アメリカ | トップページ | (世界バレーPool C)ブラジル - オランダ(その2) »