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2006年11月 6日 (月)

(世界バレーPool B)ドイツ - 中国

ドイツと言えば、オリンピック予選のみ強く(本番に強い?)、その他の国際大会にはほとんど顔を出さないため、これまでなかなかじっくり見ることができなかった。その意味で、今大会非常に注目していたチームの一つだ。特に「死のグループ」Pool B に入ったドイツだけに、どのような戦いぶりを見せてくれるのか? 中国戦でチェックしてみた。

まずスタートローテーションを見ての感想、、、グリュンってスーパーエースではないのね(裏レフトに配列されていた)、、、それと、意外とみんな身長高くない、、、平均身長180cm前半といったところか?(それでも十分高いって!?)

試合が流れていくにつれ感じるのは、非常に「堅実なバレー」をするチームだという印象。見る前にイメージとしてあったのは、ヨーロッパ勢にありがちな「豪快なエースはいるが、緻密さには欠ける」チーム像だったが、実際は全く違う、、、グリュンのワンマンチームのような印象があったが全く違う、、、。

何が「堅実」か?・・・まずはブロック。相手の攻撃が2段トス含めて、1カ所にしか上げられない状況になると確実に3枚ブロックを敷いてくる。そこできっちりワンタッチを取って、セッターなり前衛センターなりが確実に両サイドにトスを上げるというトランジションを見せる。相手にコンビネーションでパイプを使われたときの、両サイドのブロッカーの中央への「寄り」も素晴らしく、やはり確実に3枚ブロックとして揃う。ブロックシステムが優れているため、アタックがコースを抜けてきたとしても、きっちりとディグが上がる。リベロは後衛から「きちんと」オーバーハンドパスを使ってトスを上げる。3枚ブロックにならないときには、もう一人の前衛プレーヤーが確実にブロックカバー・フェイントカバーに入る。コート上の誰一人として、「サボっている」プレーヤーがいない。
次にレセプション。試合早々は、グリュンはレセプションのフォーメーションには入らないのか? という風に見えたが、違った、、、。実は、どうやら両レフト及びオポジットのプレーヤーの誰もがレセプションをこなせるようなのだ! 即ち、フォーメーション毎に、誰かがバックアタックのためにレセプションフォーメーションから外れるだけのことであり、相手が強烈なスパイクサーブに対しては、いざとなればリベロ含めて「4枚でのレセプション」が可能なのだ! 確率の高いレセプションから、レフトへは早い平行が繰り出され、ライト側へは中国のお株を奪うダブルブロード攻撃が繰り出される。そして何より、ミスがほとんどない! 最初に書いたように意外と高さはないために、全く派手さも豪快さもないのだが、「堅実」という言葉が最も似合う。これは完全に現在の男子バレーの領域である! 

中国も決してそんなに悪かったわけではないのだが、如何せん相手のドイツにある意味「自分たちがやらなければならないはずの」バレーを展開されてしまい、、、、1セットずつを取り合って迎えた第3セットの中盤。両チームとも確実にサイドアウトを取り合う「男子バレー」の領域の競り合いの中から、最後は中国が「根負け」して勝負あった。結果はご存じの通り。

ドイツの課題としては、3枚ブロックの後のトランジションの攻撃のバリエーションをもう少し増やすこと、特にブラジルのようにトランジションでパイプを絡められるかどうか? が鍵であろう。中国戦を見る限りは、まだそこまでの余裕はなかったようだ。両サイドの2段トスだけだと、(何回も書くが)比較的上背のない現在のドイツとしては、ロシアなどの高さがあるチームにはきついかもしれない。

しかし、それにしてもこれは、、、もちろん1試合しか見ていないので、ドイツが「出来過ぎ」だったという可能性は少なからずあるのだが、これが実力だとするならば、いやこの「モチベーションを大会最終日まで持続し続けられる」ならば、ドイツのベスト4進出も夢ではないと見た! ドミニカが期待はずれの結果に終わったが、やはり Pool B は他のグループよりも明らかにレベルが高かったのは間違いなかった。

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コメント

 チョウヌイヌイ独り居ないと、斯くも決らん物か?頑張れ、赤中共? 翁

投稿: 桜ん坊 | 2006年11月 8日 (水) 08時15分

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