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2006年11月23日 (木)

(世界バレー女子決勝)ロシア - ブラジル(その1)

両チームともベストメンバーでのスタメン、当然である。

前日のイタリア戦に関して書いたとおり、今大会のロシアは攻守の要であるリューバがオポジットのポジションに配されている。以前「バックオーダーにおけるサーブカット(=レセプション)フォーメーション」と題して書いたとおり、レセプションの要となる選手がオポジットに配される場合、「女子型(オポジット=ユーティリティプレーヤー型)」のフォーメーションとなるため、前衛センターがオポジット、即ち後衛センターがセッターのローテーションにおいて、セッターがセットアップの位置までに移動するのに、時間を要するという「弱点」がある。それをブラジルがどうついてくるか? その点に注目していた。

第1セットはロシアのサーブからスタート。常にセッターがバックライトのローテーションからスタートするロシアに対して、ブラジルはセッターが前衛ライトからのローテーションでレセプションからのスタートを採る。そうすると、上述のロシアが「女子型」のレセプションフォーメーションとなる際に、ブラジルのサーバーはサッサとなる、、、これはギマラエス監督の「狙い」だろう。
問題のサッサのスパイクサーブでは、何とかリューバが苦しいトスを一発で切って、連続失点を許さない。一進一退のサイドアウトの攻防が続いて13-12でロシアが1点リード。そこで問題のサッサのスパイクサーブの次のローテーションである、ファビアナのサーブが回ってきて、そこで珍しくリューバのレセプションが乱される。その動揺はあっという間にロシアチーム全体に波及し、そこからはブラジルの一方的展開となり、15-25。

第2セットはブラジルのサーブからのスタート。予想通り、ブラジルはローテーションを一つ回してスタート。そうすれば、問題の「女子型」のレセプションフォーメーションにおいて、再びサッサのスパイクサーブが当たる。やはりギマラエス監督はそれを狙っているようだ。第1セットで攻守の要のリューバが崩されてしまったロシアチームの動揺は、第2セット序盤まで影響し、早速サッサの強烈なスパイクサーブでレセプションが崩されてガモワがスパイクをネットにかけてしまい1-3。ロシアのカプラーラ監督は早くも1回目のタイムアウトを使う。直後幸いにもサッサのスパイクサーブがミスとなり、ロシアとしては命拾い。9-11と2点差のまま何とか「しのいで」、再びサッサのスパイクサーブを迎えるが、再びここでサッサがサーブミスを犯し、ロシアとしては再び命拾い。2点差のまま中盤へ突入し、ここでロシアがシェイラ・ヴァレウスカを連続でシャットして15-15の同点に追いつく。そこからしばらくサイドアウトの攻防が続いて、このセット3度目のサッサのサーブ。ここはサーブミスはなかったが、何とかやはりリューバのライト攻撃でロシアが一発でサイドアウトを取り返す。21-21の同点で、この試合第1のポイントが訪れる、、、ロシアが前衛2枚の状況で、ブラジルのギマラエス監督は、前衛に上がってきた179cmのサッサを188cmのマリに交代させる。さらに前衛のフォフォンに代えて、ピンチブロッカーとしてカロリネを投入し、何とかブロックでロシアに対抗して、2セット連取したいという意気込みが前面に出た。しかしながら、その策が功を奏せず、逆にマリを出したことでレセプションが乱れて、サッサを戻す羽目に、、、。最後はシェイラのバックアタックがエンドラインを割って25-23でロシアが取り返す。

先に仕掛けて、それが功を奏さなかったブラジルベンチ。しかし、試合の流れは一貫してブラジルペースであり、何とかロシアが「しのいでいる」という印象だった。ところが第3セットに第2のポイントが訪れる。今度は、先にロシアベンチが仕掛ける。遂にスタートローテーションを回してきたのだ!

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