« 『女子バレーの女神たち』 | トップページ | "リベロ"についてルール確認(その2) »

2006年10月28日 (土)

"リベロ"についてルール確認(その1)

いよいよ世界バレー開幕が迫ってきた。日本シリーズも終わって、バレー観戦に専念できる状況も整った、といった感じだ。

いきなり話が変わるが、最近実に6年ぶりぐらいに、とある有名掲示板に書き込みをした。ネットサーフィンを始めた10年程前とインターネットの環境がガラッと変わり始めた6年程前からは、覗いてはいても書き込みをするのは控えていた。しかも私が今回書き込んだ場面は、明らかに「荒らし」的意図で書き込まれたメッセージに対して反応する形になるものだったため、本来のネチケットから言えば絶対に避けるべき場面なのだが、「ルールの誤解」に基づいて「荒らされて」いる状態であったため、あえて「釘を刺す」意味合いで書き込みをした。

以前「配列」に関する投稿を何回にもわたって行ったが、本来ならばその前に「ポジショナルフォルト」のルールについて、きちんと説明をするべきだったと反省している。実際、「ポジショナルフォルト」のルールについては、選手やコーチですらも誤解していることがあると『セリンジャーのパワーバレーボール』にも書かれている。「ポジショナルフォルト」については長年改正されていないルールであり、そういったルールですら誤解があり得る以上、ましてや最近改正されたルールについては、プレー経験者でも誤解している可能性が極めて高いと考えられる。その意味で、非常に誤解の多い、1998年に導入されたリベロについてのルールを、世界バレーの開幕前に確認しておこう。

リベロとは1998年に導入された、守備専門プレーヤーであり、チームで1名のみ登録可能(高校や大学では、大会によって2人まで登録可能という独自ルールを採用している場合もある)。他のプレーヤーとは異なるユニフォームを着用してリベロであることを明確にする必要がある(ユニフォームが1着しかないチームでは、"リベロゼッケン" を上から着用することで代用も可)。後衛のプレーヤーならば自由に何回でも交代可能だが、サーブは打てない。
ここまでは恐らく誰もがご存じと思われるが、さらに、(ここからが誤解しやすい部分だが)以下の場合に反則となる。

A)フロントゾーン(センターラインとアタックライン、及びそれぞれの延長線上で挟まれる範囲)でリベロがオーバーハンドパスを用いて上げたボールを、アタッカーがネットの高さよりも高い位置でボールをヒットしてそれが相手コートに返った場合
B)フロントゾーンであれバックゾーンであれ、リベロがネットの高さよりも高い位置でボールに触って、そのボールが直接相手コートに返った場合

である。

よく誤解されているのは、「リベロはフロントゾーンではオーバーハンドパスを用いてトスを上げてはいけない」というものであり、実際にはリベロがトスを上げても、アタッカーが「ネットより高いところでボールをヒットして相手コートに返さ」なければ、反則にはならない。

ただ、反則にはならないとは言っても、現実的にはリベロがフロントゾーンでトスを上げてしまったら、アタッカーはスパイクを打てないわけなので、リベロ制度が導入された当初は、リベロは「いかにしてオーバーハンドパスを使わないでプレーするか?」が重要とされていた感があった。

|

« 『女子バレーの女神たち』 | トップページ | "リベロ"についてルール確認(その2) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/105977/12465155

この記事へのトラックバック一覧です: "リベロ"についてルール確認(その1):

« 『女子バレーの女神たち』 | トップページ | "リベロ"についてルール確認(その2) »