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2006年10月31日 (火)

ドミニカに勝っちゃったの!?

最近、人が変わったかのように、せっせと更新されているパイオニア・レッドウイングスのオフィシャルサイト。それによると、この土曜日に開かれた年1回の「ファンの集い」で行われた、ドミニカナショナルチームとの親善試合で、な、なんと、レッドウイングスがフルセットで勝っちゃった!? と。えーっ、「死のグループ」の Pool B に入ったドミニカは、どう考えても最初からエンジン全開でいかないと1次予選突破出来ないわけで、親善試合とはいっても開幕を数日後に控えたこの時期にいい加減なプレーをするはずがないだろうに、、、ホントに勝っちゃったのー? こんな事実を知らされると、本気で見てみたくなる、「全日本」と「パイオニア・レッドウイングス」の直接対決!(爆)

新外国人選手もドミニカのバウティスタ選手に無事決まったようで、まずは一安心。ナショナルチームでの活躍ぶりはもちろん、V1リーグ時代(東北パイオニア時代)に数年間助っ人を務めた実績がある選手なので、何より「山形で生活をした経験」がある点が、すごく安心感を与える。長年ブラジル女子を応援してきた私だが、今回ばかりはフランシーが復活したオランダとともに、ドミニカ応援モードに入りそうな気分、、、ま、いずれにしてもやっぱり「非国民」(爆)

因みに、遂に(と言うべきなのか何なのか、、、)マスコットの「ワシ君」の名前が決まったらしい、、、レッドウイングスの「RED」と「HAPPY」の組み合わせで「REPPY」らしい、、、
っていうか、あまりにも発表まで間延びしすぎて、もうすっかりそんなこと忘れてたよ、っていうのが正直な感想。別に決まった名前に異論はないけど、でも結局ファンの間では「ワシ君」って呼ばれ続けるような予感がしますが、、、

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2006年10月29日 (日)

よくぞ言ってくれた! ヨーコさん

10月27日発売の『Number PLUS - Go Ahead! 永久保存版・全日本バレーのすべて - 』を購入してみた。

おなじみの(中西)美雁さんはじめ、たくさんのライターさんが執筆に加わっているのだが、今回「是非読んでみたい」と思ったのは、最近うちのリンク集にも(勝手に)加えさせてもらった「NOBYの地球ひとっ飛び 〜ブログ編〜」のNOBYさんが執筆に携わっていると、ご自身のブログ記事を読んで知ったことが大きい。海外在住ゆえ「世界標準レベル」のバレーを体感してらっしゃるライターさんならではの、鋭い切り口での「外国勢の紹介」が見られると期待したからだった。

しかし、読んでみると、(ご自身のブログでも書いてらっしゃるように)紙面の制約のせいもあり、私にとっては目新しい記述はほとんどなく、少し残念だった(その分、いつも通りの切り口での外国勢の紹介は、ご自身のブログの方で期待している!)が、唯一、各チームの「スタートローテーション」がきちんと記載されていたのがうれしかった。以前投稿したように、今回の世界バレーでは「男子の現在のトップレベルにおいて、スタートローテーションをどこから始めるのがトレンドか? また、その戦術を採る理由は?」という点に私は注目しているので、この記載は非常にありがたかった。

今回の『Number』において、最も読む価値がある記事は、都澤凡夫(現・筑波大男子監督)氏とヨーコ・ゼッターランドさんとの対談であろう。テーマは「世界に勝つためになすべきこと」、、、そうそう! よくぞ言ってくれました! ヨーコさん! 昨年のVリーグ中継の解説でも、パイオニアのリベロのマオがファーストタッチにジャンプパスを用いていた戦術に対して「これは、現在の世界ランク1位のブラジル男子ナショナルチームが取り入れている戦術であって、それを指示しているのがセリンジャー監督(当時)自身であるのは間違いない」と鋭く指摘してらっしゃったが、今回も期待通りの本音トークで、これは読む価値が高い。
特に、一番最後のヨーコさんの発言は、当サイト・ブログの設立意図と全く通じるものであり、私としては非常にうれしい発言だった(内容は敢えて書かないので、実際に購入して読んで頂きたい)。

その他、これまであまり表舞台に出てくることはなかった「アナリスト」にも紙面を割いて、美雁さんがインタビューを行っており、「データバレー」について、「言葉は最近よく耳にするけど、あまり実感としてよくわからない」という方には一読に値する記事だと思う(因みに記事に登場する『データバレー』という解析ソフトについては、こちらを参照のこと)。

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2006年10月28日 (土)

"リベロ"についてルール確認(その2)

ところが、導入から8年の時間が経ち、リベロに要求される能力は大きく変わった。

リベロはオーバーハンドパスを用いてトスを上げてはいけない」のではない。あくまで「フロントゾーンでは」上げてはいけない、だけである。後衛プレーヤーはスパイクを打ってはいけない、のではなく、「アタックラインを踏み越えて」スパイクを打ってはいけない、だけである。同じことである。そう、リベロは「アタックラインを踏み越えなければ」オーバーハンドパスを用いてトスを上げても構わないのである。

従来のサイドアウト制から、ラリーポイント制にルール改正されることが決まった1998年。日本のバレー関係者の間では「サーブミスを恐れて、サーブは弱くなるのではないか?」とまことしやかに囁かれていた。ところが、実際にラリーポイント制が導入された1999年のワールドカップでは、外国チーム勢が各セット20点以降の緊迫の競り合いの中で見せたスパイクサーブの迫力は、前年にサイドアウト制の下で開かれていた世界選手権と比して明らかに増していた。ミスの出来ない緊迫した場面でこそ渾身のスパイクサーブを打つ、それが出来るかどうか? その精神力の差が外国勢と全日本との実力差として如実に表れた。あれから7年が経ち、ようやく全日本にも越川選手はじめとして、外国勢にも引けを取らないスパイクサーブを打つ能力を持った選手が現れた。しかし、如何せんそれに7年も要してしまった。

リベロに関しても同じことが言えるような気がする。いまだに「アンダーハンドパス」に固執する日本と、「アタックラインを確認しつつ、その後ろで踏み切ってジャンプトスを上げる」外国勢、、、。これが追いつくのには、いったい何年かかるのだろうか?

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"リベロ"についてルール確認(その1)

いよいよ世界バレー開幕が迫ってきた。日本シリーズも終わって、バレー観戦に専念できる状況も整った、といった感じだ。

いきなり話が変わるが、最近実に6年ぶりぐらいに、とある有名掲示板に書き込みをした。ネットサーフィンを始めた10年程前とインターネットの環境がガラッと変わり始めた6年程前からは、覗いてはいても書き込みをするのは控えていた。しかも私が今回書き込んだ場面は、明らかに「荒らし」的意図で書き込まれたメッセージに対して反応する形になるものだったため、本来のネチケットから言えば絶対に避けるべき場面なのだが、「ルールの誤解」に基づいて「荒らされて」いる状態であったため、あえて「釘を刺す」意味合いで書き込みをした。

以前「配列」に関する投稿を何回にもわたって行ったが、本来ならばその前に「ポジショナルフォルト」のルールについて、きちんと説明をするべきだったと反省している。実際、「ポジショナルフォルト」のルールについては、選手やコーチですらも誤解していることがあると『セリンジャーのパワーバレーボール』にも書かれている。「ポジショナルフォルト」については長年改正されていないルールであり、そういったルールですら誤解があり得る以上、ましてや最近改正されたルールについては、プレー経験者でも誤解している可能性が極めて高いと考えられる。その意味で、非常に誤解の多い、1998年に導入されたリベロについてのルールを、世界バレーの開幕前に確認しておこう。

リベロとは1998年に導入された、守備専門プレーヤーであり、チームで1名のみ登録可能(高校や大学では、大会によって2人まで登録可能という独自ルールを採用している場合もある)。他のプレーヤーとは異なるユニフォームを着用してリベロであることを明確にする必要がある(ユニフォームが1着しかないチームでは、"リベロゼッケン" を上から着用することで代用も可)。後衛のプレーヤーならば自由に何回でも交代可能だが、サーブは打てない。
ここまでは恐らく誰もがご存じと思われるが、さらに、(ここからが誤解しやすい部分だが)以下の場合に反則となる。

A)フロントゾーン(センターラインとアタックライン、及びそれぞれの延長線上で挟まれる範囲)でリベロがオーバーハンドパスを用いて上げたボールを、アタッカーがネットの高さよりも高い位置でボールをヒットしてそれが相手コートに返った場合
B)フロントゾーンであれバックゾーンであれ、リベロがネットの高さよりも高い位置でボールに触って、そのボールが直接相手コートに返った場合

である。

よく誤解されているのは、「リベロはフロントゾーンではオーバーハンドパスを用いてトスを上げてはいけない」というものであり、実際にはリベロがトスを上げても、アタッカーが「ネットより高いところでボールをヒットして相手コートに返さ」なければ、反則にはならない。

ただ、反則にはならないとは言っても、現実的にはリベロがフロントゾーンでトスを上げてしまったら、アタッカーはスパイクを打てないわけなので、リベロ制度が導入された当初は、リベロは「いかにしてオーバーハンドパスを使わないでプレーするか?」が重要とされていた感があった。

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2006年10月10日 (火)

『女子バレーの女神たち』

今日は、いつもと趣を変えて、書籍を2つほど紹介。

『甦る全日本女子バレー 新たな闘い』・『100%の闘争心 全日本女子バレーの栄光、挫折、そして再生』に引き続き出版された、吉井妙子氏の全日本女子バレー関連書籍、、、『女子バレーの女神たち』を読んでみた。

確かに、ネット上でさんざん指摘されていたように、明らかに事実と異なる不正確な記述(特に、Vリーグ女子の決勝第3戦の、パイオニア優勝決定の瞬間のプレーなど)もあるのだが、私個人的には一応、「読む価値はある」本だと思う。世界バレーが近づくにつれ、(予想通りに)嫌気がさすほどアイドル的取り上げ方をされている各選手たちの本音が、少しながらも垣間見える本だと感じた。筆者の主観的記述は別にしても、インタビュー的に書かれている各選手の言葉は、事実からそう大きくねじ曲げられてはいないであろうから。特に竹下選手の「(低身長セッターの)私は繋ぎ役に徹した方が日本の(将来の)ためにはいいんじゃないか」といった発言や、イタリアセリエAリーグを経験した高橋みゆき選手の、「世界の視点から日本のバレーを見るようになった」などの発言からは、現在の「柳本JAPAN」にあって中核を担う選手たちが、今何を考え、葛藤しながらプレーしているのか? と想像を駆り立てられた。いつも戦術中心、すなわち「監督の視点から」語ることを意識している当ブログではあるが、その戦術を実行するのは「ただの駒」ではなく、選手という「一人の人間」である。あとがきにこうあった。

「女子バレーには中高年の隠れ男性ファンが多く存在する・・・(中略)・・・しかし、この層はバレーの試合会場には足を運ばない・・・(中略)・・・彼らが野球やサッカーを観に行くように、Vリーグや国際大会の会場に足を運んでくれたら、バレー人気にも本物感が生まれる。本書はそんな彼らの手引き書になることを願って執筆した。選手の人間性が分かれば、応援の熱も変わってくる。」

当サイト及び、当ブログは「戦術をみれるようなファン」が少しでも増えてくれれば、という思いで作っているが、戦術すなわち「監督側の視点」と、その戦術を実行する「選手側の視点」の両方が備わって初めて、「本当のバレーファン」が増えるのかもしれない。その意味で、(決してすべてを鵜呑みにせず、批判的態度も持ったうえでという前提で)一度読んで頂きたい。全体的な内容は前2作の内容と重なる部分も多いだけに、前2作を読んでらっしゃらない方にとっては、この1冊だけで前2冊を買わずに済むかもしれない。

もう一つ、こちらは一般の書籍店では購入不可能な『Coaching & Playing Volleyball(CPV)』の44号(2006年9/10月号)。特集が「勝利の方程式」と名付けられ、我がパイオニア・レッドウイングスの新監督である、吉田敏明氏の「データから勝利の要因を探る」も取り上げられており、こちらも一読に値する。

購入はこちらからどうぞ。

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