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2006年8月21日 (月)

ワールドグランプリ 日本-ブラジル(その2)

一方のブラジル女子はさすがだ。

その1で書いたとおり、相手(即ち全日本)のフォーメーション上の弱点を、各選手がきちんと把握した上で寸分狂いなくついてくるし、これまでスーパーエースだったマリ選手はすっかりサーブカットの出来るレフト選手に変わっているし(彼女がスタメンであったのは、何も「日本キラーだから」なわけでなく、恐らくは全日本のサーブが「弱い」ために彼女のサーブカット能力でも充分だろうと「なめられて」いるのであろう、、、)、途中で本来はセンターのバレスカ選手がサッサ選手と代わって難なくレフトポジションをこなしている。これこそが本当の「2ポジション制」というものだろう。

今の全日本では、例えば木村選手が「セッターも出来るウイングスパイカー」として重宝されているわけだが、そのような「2ポジション制」というのは、単に「選手個人の特殊能力」に依存しているだけのことであって、その上に成り立つ戦術など「その選手がいなくなれば」途端にがたがたになってしまう。そうではなくて、あくまで「チームとしての」戦術のヴィジョンがまずあって、そのために各人が果たすべき役割を明確にして強化していくべきである。そのように強化していくと、ブラジル女子のように「誰がどのポジションで出ようとも」同じバレーを組み立てられるし、長期的に一貫した強化も図ることが可能となる。どうも日本の女子のバレーというのは昔から、数少ない特殊能力に長けた選手に依存したバレーシステム・フォーメーションを組み立てがちである。そしてマスコミはそういうバレーシステムを「組織バレー」という名前で呼んで賞賛しがちである。

因みに、ブラジル女子のウイングスパイカー陣へ上がる両サイドのトスは、パイオニアのレオにユキがあげるトスと似ている。竹下選手が大山選手や小山選手といった、今の全日本の大型のウイングスパイカーにあげているトスと見比べて欲しい。

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