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2006年8月 9日 (水)

『ばれにゅ☆どっとねっと』に、、、

『ばれにゅ☆どっとねっと』に、『世界バレー公式ブログ』のとある記事に対する、大変ごもっともな意見が書かれていた。

Yahoo!ブログ - 世界バレーTBS公式ブログより引用

世界バレーで同じA組に入るポーランドが相手なだけに、
何としても勝ちたかった一戦でしたが、
世界ランキング上位チームとも互角に戦えることが証明されました!


互角に…。管理人はまだビデオを見られていないんですが、(中略)「スコア的には互角に見える試合」が生まれる可能性はあるんでしょうけど。
公式ブログとかで、あまりこういった軽々しい発言はしないで頂きたい。

まったくその通りだ! これは、何もバレー中継が上手などとお世辞にも言えないTBSに限ったことではなく、ダントツにバレー中継が上手く、アナウンサー陣もバレーをよく知っているフジテレビにも言えることだが、どうしてテレビ局は、日本があたかも強いかのような誤解をさせるような報道をしたがるのか? まぁ確かに、日本が強い方が視聴率はいいだろう。視聴率を上げるためには「日本が強いかのように」錯覚させるのが手っ取り早いのかもしれない。しかし現実は「結果」という形で必ず表れる。変に期待だけあおっても、かえって失望感が増すばかりで、固定ファンにはならないだろう。そうやって毎年毎年にわかファンばかり増やして、「本当の(=日本が強い弱いにかかわらず、バレーボールそのものが好きな)」ファンはテレビから離れていく(それが、「バレーを見るファン」と「バレーをやるファン」に分かれてしまう一因にもなっている)。そのため、テレビ局は大きな大会があるたびに、ますます「にわかファンをあおるような」報道をする、、、。要するに悪循環である。
(因みに、確かこの『世界バレーTBS公式ブログ』は、TBSの人間が書いているわけでなく、一般人に「特派員ブロガー」として記事を書いてもらっているはずなので、正確に言えば「TBSが報道している」のではなく、「TBSが都合のいい記事を選択して載せている」というのが正確だろう。)

やはり「本当の」ファンなら、世界のバレーを見るべきである。現在のラリーポイント制の下での「互角な」戦いとは、「20点以降の競り合い」の中から「セットをもぎ取る」ことを指す。いくら30点以上のジュースの戦いを繰り広げても、セットを取らなければ「互角」ではない。20点取れずに負けるセットがあるようでは「完敗」と言ってよい。世界の強豪同士の試合を見ていれば、そんなことはすぐにわかるはずである。

そして、「互角でない」戦いぶりを示している現在の全日本男子に対して、何も恥じる必要などない。日本はどうしようもないほど「弱い」のである。今や高校生クラスの大会では、日本はアフリカ・中近東勢にも全く歯が立たない。「こんなはずじゃない」とか「何と情けない試合を」とか思っているところからは、真の全日本強化策など生まれるはずがない。いい加減に「ミュンヘン組」は追放して下さい、協会から。

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コメント

>それが、「バレーを見るファン」と「バレーをやるファン」に分かれてしまう一因にもなっている

という一節は、実に興味深いです。
他の競技がどうだか知りませんが、バレーボールやってる人で熱心にバレーボール(全日本やVリーグの試合など)を観ている人って意外と少ないですよね。
僕も学生時代は、ほとんど観ていませんでした。
まぁ、学生時代は練習に試合に忙しくて、ゆっくり人の試合観ている暇がなかったってのもあるんでしょうけど。

投稿: 太鉄 | 2006年8月10日 (木) 02時01分

>太鉄さん

わざわざコメントありがとうございました。

これについては、以前の投稿でも書いたことですが、多分他の競技じゃあんまりないことのように思うんですよね〜、「見るファン」と「やるファン」の真っ二つに分かれているのって。

私の場合は、幸いにもと言うべきか、父親があの歳で熱狂的バレーボールファンという、特殊な(!)環境に生まれ育ちましたので、中高校生の頃から学校でバレーをしながら、家ではBSでワールドリーグの決勝戦などを存分に楽しめる状況でした、、、今でも忘れません、私が「BS見たい」ってアピールしても「ダメ」の一言で済ませた父親だったのに、ワールドリーグの中継がBSでしか放送されないとわかった瞬間、その翌日には知らない間にBSアンテナ・チューナーが家に届いてました、、、(苦笑)。当時はまだ、地上波で日本リーグの試合や、ワールドカップの外国勢同士の試合などを普通に放送してくれている恵まれた時代でしたが、今ではCSに入らない限りバレーの、特に世界のトップレベルの試合を見るなんてことは不可能ですから、中高生プレーヤー達が世界トップレベルのバレーを見ること自体が極めて困難な状況だと思います。

例えば、サッカーのワールドカップなどは、もちろん日本の応援もすごいですけど、結構外国チームの応援をしている方も多いですよね。そして勿論、テレビも外国勢同士のトップレベルの試合をゴールデンタイムに放送している。サッカー少年達にも自然に世界トップレベルの試合が目に入ってくる環境が整っているのです。バレーの場合は、よほど「世界トップレベルのバレーを見たい」と強く意識しない限りは、その環境が整わない、、、。いや、今のテレビ局の視聴率戦略の中では、日本が世界の中で置かれている「まっとうな位置(順位)」すら情報として入ってこない可能性が高く、「全日本のバレーが世界トップレベル」と誤解して、ますます「世界トップレベルのバレーを見よう」という気すらおこらないかも。

正直言って、それなりにプレーヤーとして活躍したファンよりも、きちんと「世界トップレベルのバレーを見ている」バレー経験のないファンの方が、戦術を見る目には肥えていると私は思います。プレー経験のあるファンは「自分が経験した時代の」バレーが今でも世界最先端だと勘違いしている、、、。バレーほど短期間の間にどんどん戦術が進化していく球技は、他には私は知りません。僅か数年前のバレーの試合のビデオ、その当時はおもしろくて仕方なく感じた試合が、今では見ても全くおもしろくもない、、、戦術が古すぎるからです。その現実を知らない「かつてのプレーヤー」達が、相変わらず世界のトップレベルのバレーを見ないままに、子供達を指導する、、、。この現実を打破しない限り、日本のバレーに未来はないでしょう。

投稿: T.w | 2006年8月11日 (金) 00時06分

> 正直言って、それなりにプレーヤーとして活躍したファンよりも、きちんと「世界トップレベルのバレーを見ている」バレー経験のないファンの方が、戦術を見る目には肥えていると私は思います。

耳が痛いです。僕も学生時代にもっと世界のバレーを観て、知って、勉強していたら、もう少し違った結果になっていたかもと思いますね。

> その現実を知らない「かつてのプレーヤー」達が、相変わらず世界のトップレベルのバレーを見ないままに、子供達を指導する、、、。

日本が強くなる為にはVリーグのプロ化とか、プロリーグへの選手の移籍が必要と言われていますけど、それ以前に指導者を育てることが重要かもしれませんね。

投稿: 太鉄 | 2006年8月12日 (土) 10時22分

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