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2005年12月18日 (日)

いったい何点とられるの?(その1)

東レ-NEC戦(女子)がBSで放送された。結果は皆さんご存じだと思うので、別に書かないが、しかしやってしまいましたねぇ、NEC。実は去年のVリーグ決勝戦第2戦、その時からNECのローテーション上の決定的弱点があらわとなった。もちろん、監督は気づいている(気づいていた)はずである。だからこそ、あらゆる試合で(私が知る限り)NECは、大貫選手(即ちセッター)が後衛ライトの位置からローテーションをスタートしている。

勿論、大貫選手の強力なジャンプサーブでセットの主導権を握りたいという意味があるのも事実であろう。しかし、それだけならば、自チームがサーブからのスタートのセットと、カットからのスタートのセットでローテーションを一つ回すはずである。カットからスタートのセットでは、大貫選手のジャンプサーブは一番最後に6人目に回ってくることになってしまう。従って、サーブ順のことを考えて、ローテーションを決めているわけではないことは明白である。

バレーの戦術(バレーに限ったことではないように思うが、、、)では、大きく分けて2つの考え方があり、どちらが正しいと言うことはなく、監督のポリシーの問題である。一つは、自チームの弱点をいかにごまかすか?に主眼をおくもの、もう一つは、相手の弱点をいかにつくか?に主眼をおくもの、である。具体的に言えば、前者は相手チームのローテーションにはあまり関心を持たず、ローテーション上で、一番強いローテーションからスタートして、一番弱いローテーションが最後になるように、ローテーションを組む。バレーがラリーポイント制に変わって以来、1セット当たり、ローテーションが回る回数が圧倒的に減った。従って、弱いローテーションの回数が1回でも少ないことが、非常に好都合に働く。従って、この戦術をとっているチームの方が多数派であり、NECもそうである。逆に言えば、この戦術をとるチームでは、一番最後に回ってくるローテーションが、「一番弱い」と自チームが認めているローテーションとなるわけである。この戦術をとるチーム同士の対決では、強いローテーション同士、弱いローテーション同士があたる。

一方、後者は相手チームのローテーションを想定した上で、各ローテーションで、誰が誰をブロックでマークするか?とか、どこにサーブを打って、誰に打たせて、などと細かくシミュレーションをたてる。この場合、当然相手チームのローテーション上、一番弱いローテーションが狙い目であり、場合によっては、そのローテーションに自チームの強いローテーションが来るように、ローテーションを組むこともある。この戦術をとる場合、当然各セットごとに、ローテーションが「ずれ」ては困る。従って「自チームがカットからスタートするセットのローテーションに対して、サーブからのスタートのセットではローテーションを一つ先に進めてスタート」する。この戦術をとるチームの代表はパイオニアであり、その他昨年ではJTや久光製薬も(必ずではないが)その戦術をとっているときがあった。

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